二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ____恋愛逃避。[稲妻小説集 リク受付中] ( No.48 )
日時: 2011/12/31 23:10
名前: アーシェ (ID: ZGo4Gnz1)



「・・・どうしてこうなるのよ」

彼女はただただ呟いた、その目には落胆が宿っている
なぜこんな事になったかと言うと、あの馬鹿ディランのせいだという事
また煩く突っかかってきたと思ったら、にやけたあの気味悪い笑顔でこんな計画を立てて
それを飲み込ませられるマークもマークよ、とつぶやくがもうムリだ


「じゃあな!お・ふ・た・りさん!」


にたにたと笑って走って、こけて、はしってかえった
マークも苦笑いでその様子を見ている、馬鹿だな,とつぶやいた
だがコッチを見ると普通にキレイに笑った、


「どうする?これから」
「そんなこといわれたって、————きゃあっ!?」


そのまま、手をつながれたままマークは歩き出す、握り返してはいないが・・・
それでも男の子だという事が分かる、大きくてあったかい手
走った後みたいに心臓がバクバク言っている、なんだろう・・


「ねぇ、これからどこにいくの?マーク・・・?」
「ひみつだ、誰が言うと思うか?せっかくだしな」
「どういう意味よッ!それにはなしてよ・・・」
「・・・・・・・ごめん、いやか・・?」
「いやじゃあないけど、・・・・ね?」


断る、とイタズラっぽく笑ってまだ歩き続ける、ついたのはとあるお店の前


「・・・誕生日プレゼントアレだけじゃ物足りないかと思って名・・選べよ」
「いや、アレで十分よ?・・・このイヤリングだけで」
「いいから、人が優しくしたときぐらい、甘えろよ・・」
「・・・・・・・・わかったから、すねないで」


そう言って商品を見るがすごくマークはセンスがいい、見事に自分の好きな感じのものばかりだ
でもすぐに引かれたものがあった、キレイなイヤリングと対になるネックレスだった、それに
ほしいが少しお高めだ、さすがにこれはたのめないかとおもったが耳元で声


「やっぱり、それか?買うけどそれでいいか?」
「えっでも、高めだし・・・・ペアだから」
「・・・・別にいいから、な?」


そう言ってすぐに買ってくれたが、すごく嬉しかったが罪悪感がある
お店から出て少し端にいきもういちどきいた


「ほんとうによかったの・・?」
「いい、・・・・つけるか?」
「ア、ならそうしようか・・・・な・・・?」


マークは器用に自分のぶんをつけてはこをしめた
そう言ってマークは私の分のネックレスを取り出しコッチに近づいてくる
どうやらつけてくれるようだと分かるのには時間がかかった、耳に指が当たる


「・・・じ、じぶんでつけれるから!」
「だから人がやっているんだから甘えていいだろ?」


とりあえず言い返せないので黙りこんで我慢する、触れられたところだけ熱い
とりあえず、もう我慢していたので顔を直視できない


「・・・・つけたぞ、にあってるじゃないか」
「・・・・ありがと、えっと、うれしいで、す・・」


すなおにおれいをいってみる、何かの魔法か何かにかかってなきゃ私は素直にいえない
・・・・・・わたしどうしたのかしら
顔があつくなってうつむき加減に言う、そのとたんマークが顔を赤くした


「・・・・ま、マーク?どうしたの?」
「い、いや、いまお前普段からは考えれないくらいその・・・」
「・・・考えれないくらい何?」
「・・あ〜・・・・・・その、めっちゃ可愛かったからその・・」


まさかのマークからの殺し文句、
それに今のマークはもう赤くなりすぎて別人のようだ
ならコッチからも殺し文句を言ってあげましょうか?



「・・・マーク、貴女も今相当かわいいし、かっこいいから」



そう言ってマークはまた赤くなって目をそらした、私もなかなか魔法をかけられてるわ




『魔女は呪文をかけられた』