二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: Sなアイツにご用心!! 【イナGO】 ( No.18 )
日時: 2011/10/27 22:36
名前: 奈義沙 (ID: Ru7e1uoX)

南「で、お前、あの元イナズマジャパンの飛鷹さんとどういう関係なんだ?」

聖「おいこら。人の話を聞け。さっき言っただろ。私は、飛鷹征矢とは、何の、関係も、ない!」

 聖那は今すぐにでも南沢に殴りかかりそうになったところを、相手が先輩であるという事実で押さえこんだ。

南「妹、か?」

聖「うっ……」

 ジャスト。

 まったくもってその通りだ。しかし、認めたくなかった。

聖「ち、ち、ち、違うし」

南「じゃあなんだよ、さっきのあの反応。どう考えても図星じゃねぇか」

聖「は? 違うし。私別に、飛鷹征矢の妹じゃないしー」

南「じゃあ、お前と飛鷹征矢の関係は?」

聖「はっ。そんなの、兄妹に決まって——あっ……」

南「はい、認めた。バラし乙」

聖「あぁーっ!」

 聖那は頭を抱えて、ベッドの上で足をバタつかせた。

 彼女は、秘密にしていたことがばれるとこうする癖がある。

 横に寝っ転がって、足をバタつかせる癖が。これで相手に攻撃することも可能である。

南「てか、なんでそんなにばれるのが嫌なんだ? それとうるさい。誰かに見つかったらどうする」

聖「嫌なものは嫌なんだ。それに、今は授業中だから誰にも見つからない、と思う」

南「誰がそんな保証をしたんだ」

聖「私の妄想」

南「バカか」

 南沢は鼻で笑って、側にあった椅子に座って足を組み、前髪をかき上げた。

 彼は少々ナルシストなのである。だが、そこが女子にモテるのだとか何とか……(本人談)

 聖那は頬を膨らまして、彼に突っかかろうかと拳を固めた。だがまたしても、相手が先輩であるという事実が彼女の理性を保たせた。