二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: オーガを超すチーム ( No.3 )
- 日時: 2011/07/26 15:54
- 名前: 成神 瑠希亜 ◆NXZpXjw7ys (ID: rCT1hmto)
- 参照: http://uranai.nosv.org/u.php/list/pureceececce/
「刹那」
「チッ・・・どけよネオン!!」
.
「ネオン様っ・・・!!」
リンネが叫ぶのに対し、ミストレは驚きの声をあげた。
バダップもエスカバも、そして残りのオーガのメンバーも、これには驚いた。
「よせ、リンネ」
「は!?お前っ・・・自分がしたことわかって・・・」
「・・・あぁ。わかっている」
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焦心に言うリンネに対し、ネオンは冷静に応答する。
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.
「ネオン様が・・・どういうことだ」
これにエスカバがつぶやいた。
チームアクスツノアのキャプテンであるネオン。
オーガの味方をするなど、あってはならないものだった。
「怪我ないか?ミストレ」
「はっ・・・はい!オレは別に・・・」
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「そうか。良かった」
にっこりと微笑むネオン。
これにミストレは、何が起きているのか呑み込めず、何も反応できなかった。
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「ネオン。そこをどいてくれるかな?」
「何故だ」
「ミストレ。そいつが原因だ」
「くっ・・・」
ネオンの後ろで、方膝をつきながらミストレが悔やんだ。
「原因?なんのことだ」
ネオンが首を傾げた。
「こいつ、俺等の言った事に舌打ちしたんだよっ!!」
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かすかな沈黙が続いた。
それを破ったのは、ネオンだった。
「ふーん。・・・それだけ?」
「!!!?」
リンネとレイド、そしてオーガ全員が驚いた。
「それだけってお前・・・!何言って・・・」
「相変わらずだな、リンネ。短気は損気。前にも言ったはずだ」
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「くっ・・・!!!!こいつっ」
ネオンは片足でサッカーボールをついている。
先程リンネが不意に蹴飛ばしたサッカーボールだ。
そこに目をやり、彼女の特徴的な顔の横サイドに垂れ下がった、細く長い後れ毛を指でもてあそんでいた。
彼女の癖だ。
「私はアクスツノアのキャプテンだ。それに逆らうお前等も、潰さなくてはならないか?」
ネオンはニヤッと笑った。
「っ・・・!!ネオンテメェ!!」
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「こいつの性格はこうなんだ。最悪だなぁ、オイ。ってことだから、悪いなミストレ」
「あ・・・えと、はい」
どう反応していいのかわからないミストレ。
バダップとエスカバは目が点状態だった。
「じゃっ。私行く。2人でサッカーやっとけば?ほら、行くぞオーガ」
「「「は・・・はっ!!」」」
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状況が呑みこめる者など誰1人居ない中、オーガ11人はネオンに続いた。
そして、室内から出た。
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