二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: オーガを超すチーム ( No.4 )
日時: 2011/07/24 10:53
名前: 成神 瑠希亜 ◆NXZpXjw7ys (ID: rCT1hmto)
参照: http://uranai.nosv.org/u.php/list/pureceececce/

「理由なんて無い」





.



室内を出て歩くこと5分。
長い沈黙が続き、気まずいと思って口にしたのは、

ミストレだった。




「ネオン様。あの・・・」



「なんだ?」





ミストレが口ごもり、ネオンは足を止めた。





「何故・・・何故オレを助けたのですか!?リンネ様とレイド様はっ・・・オレを・・・っ!!」



「あぁ・・・そんなことか。」






あまりに平然と口にしたネオンに、ミストレは驚いた。

そしてネオンはまたも長く細い後れ毛に手を伸ばし、いじりはじめた。



「そんなことって・・・ネオン様は理由もなしにオレを・・・!?」




「あぁ。そうだ」





ミストレは無論、エスカバとバダップでさえも唖然とした。


「・・・それじゃネオン様はあの2人の敵に廻ってしまう!」





バダップが言った。
それに伴い、ネオンはこう言った。




「敵?あの弱いのが?笑わせるな」





ネオンが鼻で笑う。
その余裕そうな笑いを見て、オーガは先程ネオンによって口どめられた
レイドとリンネを想った。






「・・・私は、強い奴を敵に廻す。もはやあの2人は、弱すぎる・・・。それだけだ」





ネオンはそれだけ言い放ち、そそくさと歩いていってしまった。








.