二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 時効警察 ( No.10 )
- 日時: 2011/07/29 17:51
- 名前: 凪 (ID: ObYAgmLo)
第一話 『今回、三日月が拗ねている理由は知らなくてよし?!』
#01
三日月しずかは、風呂上がりに冷蔵庫から取り出した牛乳をコップに注ぎ、左手を腰に当ててグビグビと牛乳を飲みほしていった。
「やっぱ風呂上がりには牛乳に限るねぇ」などとおっさんみたいに呟く。しずかは冷蔵庫から離れ、ベッドに飛び乗った。そして、うつ伏せになりながら首に掛けてあったタオルで髪の毛を乾かす。
しずかは何となく振り向いた。自分以外に此処に何かがいる気配がしたからだ。けど、辺りを見回しても何も変わったことはなかった。
「う〜ん……やっぱ気のせいか」
そう言ってしずかは顔を元に戻した。そしてまた勢いよく振り向いた。
ゴキッ
何の音だろう。あ……首が痛い。やってしまった。骨、折れたかな。
「いやいや、大丈夫……首を痛めただけぜよ……」
何故か終わりが坂本龍馬になっているが、そこは気にしない。
とりあえず明日、仕事に行く前に病院に行ってこなければ。
しずかはその日、寝ずに深夜のテレビを見ながら一人でボーとしていたのは言うまでもない。
* * *
総武警察署時効管理課では熊本と又来、真加出、サネイエが固まって、なんだか盛り上がっていた。
後から来た霧山は気になって、熊本達の様子を覗いて言った。
「何してるんですか、皆さん」
霧山の声で霧山の存在に気付いたのか、又来が二ヤけながら、無言で霧山にごく普通のストップウォッチを見せた。しかし、霧山は訳が分からず、首をかしげた。
「見ればわかるだろ?ストップウォッチだよ」
又来が真顔で言う。
「いや、それは分かりますけど…それを使って何をやってるのかなって……」
霧山は又来が手にしているストップウォッチを指差しながら言った。
「だったらそう言いなさいよ」
「えぇ〜?言いましたけど」
「まぁいいわ。ちょっとあんたも来なさいよ」
又来が手まねきをする。霧山は熊本の後ろに回った。すると、熊本が説明を始めた。
「霧山君、これはおもしろいよ〜。ストップウォッチを持って、目をつぶるんだよ。それで30秒きっちりと計る」
霧山は頷きながら理解する。熊本は目をつぶっていた。
「これだッ!!」
熊本が急に叫ぶ。そしてストップボタンを押した。すると霧山は驚いた。
「あ〜!ぴったり30秒じゃないですか!!」
「おぉ〜すごいじゃないですか!」
真加出も霧山につられて言う。熊本は照れたように顔をニヤニヤにながら「まぁね」と言った。
NEXT……
警察なのにこんなことやってるって可笑しいですよね(笑
多分絶対ないと思います