二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【ポケモン】はいてんしょん!【知らなくてもok】 ( No.4 )
- 日時: 2011/07/26 23:13
- 名前: 黒蝶 (ID: uyTg3jXr)
**冒険日誌1日目「もにゅめんと」
———此処はウィーア地方の最西端に位置する村“アイラ村”
ポケモンと呼ばれる動物たちが住むこの村では森林公園のような感じで自然にあふれていて、そして楽しい村。
この村のポケモン達は、野生だろうと何であろうと、人なつっこく昔から共存して生活してきた。
…そして、それは今もまだ続いている。
*
「お母さんおはよう」
「うるさい」
「えええ今私あいさつしただけだよねええええ?!?!」
二階の自室から降りてきた私は寝惚け眼をこすりながら叫んだ。
家の外にももれているんじゃないかと思われがちだけど、まぁぶっちゃけ日常茶飯事だから誰も気にしない。
「今何時だと思ってるの。」
「私の腹時計では9時だぜ腹が減ったぜ母上」
パコン、といい音がしたかと思うとお母さんの手には透明のアクリルケースが握られていた。
「ほら、もう10時でしょ。博士のところに行くんじゃなかったの?」
「あーうん。めんどいからいいかなって」
きゅるん、と効果音をつけて言ってみるけどやっぱりお母さんには聞かなかった。
「ビンタするわよ。グーで。」
「それはビンタと言いません母上。」
渋々、という感じで自室に私は向かう。
ドタバタと少し騒いだら下から「うるさい」って言われた。
…今から冒険に出る私にその言いぐさはないんじゃないかな。二回目だし。
そう、冒険に出るの。
「はい、お金と携帯。ルナにはこれで充分。」
「あざーす!」
博士からポケモンを貰う。そしたら冒険出発!
「あ、ルナはよく物を落として傷つけるからね。これ持っていきな。」
そして渡されたのはさきほど叩かれたアクリルケース。
ああ、なるほど。
「これに財布をいれるんだね。」
「違うわよ。貰った図鑑をいれなさい。」
ふふっ、わざと間違えたんだから……ッ!!!
「さあて、言ってきます!」
「ルナ。何しに冒険に行くか目的はあるんでしょ?」
何を今更、当たり前でしょお母さん。
「もにゅめんと」
マスカーラ広場のポケモンのモニュメント(記念碑)を見に。
「ルナ一回頭どっかにぶつけたら一周回って頭善くなるんじゃない?」
冒険に出る娘に最後にかけた言葉がそれか。