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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- 硝子格子のむこうがわ【壱】 ( No.1 )
- 日時: 2011/07/27 15:01
- 名前: 秋巴 ◆G0SEJcYY6Y (ID: .Y.KtWxl)
【WORKING!!】あてんしょん【WORKING!!】
★多分高校生ぐらいの円堂さんと風丸さん視点
★夢から覚めれない病気の風丸さんとそれをどうにかしようと思って頑張る円堂さんのはなし
上記いける人のみどうぞどうぞ↓
最初は円堂さん視点から
風丸は夢から覚めないんだって。
いつから?分からない、高校あがってちょっとしたらぐらいだったかな。
もう夏も暮れる、ひぐらしが鳴く、でも君は起きない。
『お前のその気合、ノった!俺もサッカー部に入るぜ』
君の声を最後に聞いたのはいつだったか。
どんな夢をみてるのかな。
ふと気になった。
だって一緒にいた時に時々見せる表情が頭をよぎったから。
(苦しいのはこっちだって一緒なのになぁ)
俺達はFFIで優勝したから、やっぱり特別扱いだった。
だからこそ伸び悩みってのに一番苦しまされた。
苦しいなら助けてっていえばいいのに。
救えるかなんて分からないけどいえばよかったのに
また君は俺に何も言わないでどこかに行ってしまった。
病院に向かう足が初めて止まった。
俺が行って、何か変わるのだろうか。
風丸が助けを求めてるのは俺じゃないのかもしれないのだし。
「今日は家に帰ろう」
そう呟いて、逆方向へと歩き出す。
君に背中を向けて。
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