二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 偵察者〜オーガ〜 ( No.15 )
- 日時: 2011/07/29 20:37
- 名前: 成神 瑠希亜 ◆NXZpXjw7ys (ID: bVlGyEWK)
- 参照: http://uranai.nosv.org/u.php/list/pureceececce/
PART 3*+。・奴は・。+*
ミストレを通り過ぎ、エスカバと別れ、教室へと足をすすめた。
教室に入ってすぐ、視線がグミへと集中した。
「ねぇ、誰あれ」
「さぁ??」
「お前誰だか知ってるか??」
「知らない」
そんな会話はおかまいなしに、グミは声をだした。
「このクラスの担任は何処に居る」
誰一人として目を逸らさなかった。
彼女の、赤と青の左右対称の目を、そこに居た全員が見つめた。
「教師なら・・・事務室じゃないか??」
とある生徒が口をひらいた。
それにグミは「そうか」と一言呟き、教室に入った。
前もって受け取っていた書類をみながら自分の席を確認した。
此処か。と確認し、持っていた鞄を机に置いた。
「なぁ、転入生!!」
男子生徒の声が後ろからきこえた。
「お前、クラス此処であってんの??」
「どういう意味だ」
「此処、王牙学園で1番上のクラスだぜ?転入初っ端からこのクラスに入ってくる奴なんて、なぁ??」
「あぁ。間違いじゃないのか??」
男子生徒からの言葉に、グミはもう一度書類を見て、こう言った。
「私が間違えたとでも??」
真っ直ぐ彼を見て、言った。
「なっ・・・なんだァ??」
フンと振り返り、席に着いてディスプレイの確認を始めた。
「・・・お前」
隣の席に居た生徒から声をかけられた。
それにグミは、ディスプレイから目をはなすことなく、「なんだ」と応えた。
「名はなんという」
「グーミリア・リオル」
ディスプレイに見入っているグミは、隣の席に居る人など、気にもかけなかった。
「ではグーミリア。先程他の生徒が言ったように、お前は本当にこのクラスで合っているのか」
ハァ・・・とため息をつき、ディスプレイに何かをうつした。
そこには、
グミの詳細が記載されていた。
グーミリア・リオル
女
14歳
その最後に、“王牙学園Sクラス”と記載されていた。
無言で2つ目のディプレイをひらき、彼に見せつけた。
「これでも疑うか」
王牙学園の生徒は、パスワードとロックで守られている厳重な詳細がある。
それを自分自身で解禁することなど、不可能なことである。
それを知っていたうえで、彼は言った。
「・・・入学端からこのクラスに入ってきた者は、お前がはじめてだ・・・。何か優れた能力や才能などをもっているのか??」
「才能・・・ねぇ。知らない」
1つ目のディスプレイに目を向けたまま、グミは目を彼自身の目に向けようとしない。
「・・・ところで、私はお前の名をきいていないのだが」
「・・・俺はバダップだ。バダップ・スリード」
この時、グミは初めて彼と目を合わせた。
「お前が・・・」
この学園ですべてにおいて1位という成績を誇る、バダップ・スリード。
彼に敵など居ないとされた。
この国の政府関係者の頂点に立つ息子である彼。
グミは自分がもっている能力を、あえて彼には話さなかった。
2つ目のディスプレイを他のページに変えた。
そこに載っていたのは、彼の詳細ページだった。
.
******半端orz
中途半端すぎですね、すいません(`・ω;;;)