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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 偵察者〜オーガ〜 ( No.23 )
- 日時: 2011/07/31 21:13
- 名前: 成神 瑠希亜 ◆NXZpXjw7ys (ID: bVlGyEWK)
- 参照: http://uranai.nosv.org/u.php/list/pureceececce/
PART 5*+。・会話の中で・。+*
「本当に勝負をするのか」
グミが席に着いてすぐ、バダップが読んでいた本をとじ、話しかけた。
「口で言うだけでは納得しないようだからな」
グミは呆れた顔で言った。
バダップは「そうか」と呟いたが、先程グミが言った言葉が気にかかったらしく、尋ねた。
「そういえば先程、透視能力といっていたな」
バダップが軍服の襟元を直しながら言った。
「・・・あぁ。確かに言った」
「能力ってことは、お前は・・・」
しばしの沈黙が続いた。
グミはもうどうしようもないと思いつつ、本当のことを言った。
「・・・バダップ。お前は、私の目の色を気にかけたことはないか」
突然の問いかけに、バダップは戸惑った。
「あ・・・あぁ。最初見た時はな」
「これは生まれたときからではない」
この言葉に、バダップは意味がわからないという顔をした。
「ただ、目の色が変色していまっただけだ」
「変色・・・??」
「私もお前と同じ英才教育受けの者だ。だがその英才教育の受け方がどこかで狂い、変な能力が身についてしまった」
グミは更に話をすすめる。
「透視能力、瞬間記憶能力、脳質記憶能力、瞬時記憶能力・・・。数多くの能力や才能が身についた。本当に突然の事でな。その影響で、目が変色した」
バダップは能力の名前は把握していたが、効果や内容などは全く持って知っていない。
「それでSクラスに・・・。そうとう優れているのだな」
「お前はこの学年で1位なのだろう。かなりの優れものじゃないのか」
「・・・」
これにバダップは何も言わなかった。
グミはどうしたのかと想ったが、何もきかなかった。
*******
短い!!
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