二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 偵察者〜オーガ〜 ( No.24 )
- 日時: 2011/08/01 11:48
- 名前: 成神 瑠希亜 ◆NXZpXjw7ys (ID: bVlGyEWK)
- 参照: http://uranai.nosv.org/u.php/list/pureceececce/
PART 6*+。・競技場にて・。+*
放課後。
本来ならば生徒は寮に戻り、何かをしている時間だった。
だが、今日は違った。
先程の休憩時、ミストレがグミに勝負を挑んだことがきっかけだった。
「グーミリア。お前、まさか本当に・・・??」
バダップの問いかけにも、表情一つ変えずに言った。
「あぁ。あいつには何を言っても無駄だ」
「俺も見に行くとするか・・・。」
「・・・好きにしろ」
グミは軍服をキッチリと着こなし、呟いた。
「グミ!!グミ!!」
後ろからエスカバがグミの名を呼んだ。
グミは競技場へ向かっている途中だった。
「お前、マジでミストレとっ・・・!?教官にも、それに提督にも知れ渡ってるぞっ・・・!!」
エスカバは相当急いでいたのか、息が乱れていた。
「・・・問題無い。それに、ミストレーネ・・・あいつは口で言うだけでは納得しないようだからな」
グミは余裕そうに言った。
あまりにも余裕な表情で語るグミを見て、エスカバが言った。
「・・・なぁ、あんまりミストレのこと甘く見ない方がいいぜ??俺、グミの強さ知らねぇけど、あいつは堂々の学年2位だ」
「・・・そんなに私はなめられているのだな。・・・まぁいい。勝手にしろ」
それだけ言い捨てて、エスカバを後にした。
「・・・あとでグミの詳細・・・調べるか・・・」
エスカバの呟きは、競技場の周りに居た生徒達によってかき消された。
「・・・やぁ。待っていたよ」
競技場に入ってすぐ、ミストレが満面の笑みでグミを迎えた。
その笑みに、多くの女子生徒が陥落した。
教師までをも陥落させるほどのものだ。
だがグミはそれを対象にした。
ミストレが軍服ではないことに目をやり、空中ディスプレイの異空間を利用してグミも制服から服装を変えた。
白のタンクトップに膝上の短パンという、ごく普通のトレーニング格好である。
ミストレは、、軍服の下に着ている黒のタンクトップにジャージという、動きやすい格好だった。
「で、勝負の内容は」
グミは服の転送を終え、昨日を使うことで着替えた。
その後、ミストレにすぐさま問いかけた。
「バダップの時と同じ内容でなければつまらない。説明するのは面倒だ。空間ディスプレイを使ってくれ」
話し終えたミストレを数秒見て、グミは目の前に出た空間ディスプレイに指を動かした。
そして、ミストレとバダップが勝負をした時の、王牙学園の掲示板をひらき、ディスプレイを見ながらミストレに言った。
「身体能力での勝負か??それもどちらかがギブアップするまで」
「その通りだ。どうだ??グーミリア。勝負の内容を変えるか??」
「こちらはどんな内容でも構わない。ミストレーネ、お前に任せる」
どこかバダップに似ているグミを、ミストレは悟った。
だが口にしなかった。
「ミストレで良いって。」
ミストレが言ったことは、グミには聞こえていなかった。
**続く**
部活行ってきますwめんどぉ・・・