二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 偵察者〜オーガ〜 ( No.32 )
日時: 2011/08/04 22:06
名前: 成神 瑠希亜 ◆NXZpXjw7ys (ID: bVlGyEWK)
参照: http://uranai.nosv.org/u.php/list/pureceececce/

PART 8*+。・驚き・。+*












「失礼します」























一礼し、提督室に入った。








そこにはどういうわけか、バダップが居た。

















それに気づいたグミは、ヒビキ提督に言った。

















「…一体何を??」




















「まぁ、此処へ来なさい」



















ヒビキ提督が座る、皮でできた座椅子に腰をかけながら言った。



















「先程のグーミリアとミストレーネの勝負は見せてもらった。あまりにも予想通りの結果だったのでな。」



















グミとバダップは、背中の後ろで手を組み、ヒビキ提督を一直線に見ている。
何一つ動きを乱さない。

















「そこでだ。お前達2人にやってもらいたいことがあるのだが」

























グミとバダップは、ヒビキ提督が言った事に疑惑をもち、後ろで手をかけたまま顔を見合わせた。





















「先程の勝負と同じような、身体能力においての勝負をしてもらいたい」


















グミもバダップも、目を見開いた。















言っていることが理解できずに居た。













「ミストレーネを超す者は、お前達2人のみだ。私が想う以上に、お前達2人の能力や体力には大して差がない。だからこそ、どちらが優れているのか、見てみたいと想ってな」

















これに2人は何も答えなかった。

















ヒビキ提督が空間ディスプレイを指でタッチしながら、2人の詳細を開いた。


















「どちらも英才教育受けじゃないか。…どうだ??勝負する気はあるのか??」


















「…貴方が言うのなら」



















バダップが言った。








グミは否定しようとしたが、出来なかった。


























「うむ。ではよろしくたのむぞ。実行日は、明日の放課後。競技場で行う」



























グミは大いに納得はしなかった。



















バダップは「了解」と短く答え、一礼した。

























グミとバダップは、提督室を出た。
























.






そして翌日、
その噂は、誰を通してなのかはわからなかったが、瞬く間に学園全体に広がった。























「なぁ、グミ!!お前この噂ほんとか!?」














エスカバが空間ディスプレイを開きながら、掲示板に目を通していた。

















「…提督から言われた事だ。仕方ない」


























「マジかよ…提督が言ったのか。なんかすげぇや」




















エスカバは昨日のグミとミストレの勝負を間近で拝見していた。
グミが余裕で勝利したのを承知の上で、グミに言った。





















「勝負なんてしたくないんだよ、本当は。もとはといえばミストレーネが原因だ」






















「どんだけミストレ嫌ってんだ…(笑)」


















エスカバは苦笑いをしながらグミに問いかけた。
グミは何も言わずに、鼻で笑っただけだった。



















「それよりさぁ。グミとバダップが勝負するっていう噂知らない奴居ない状態になってるぜ??」













「…あぁ。知っている」

















掲示板を無言で開きながら、言い放った。


















【ミストレーネ・カルスとグーミリア・リオルの勝負は見逃さなかったか!?あのミストレーネに余裕で勝利したグーミリアが、次はバダップと同じ内容で勝負をすると噂に!!この勝負をみのがすな!!】















「…大袈裟だな。正直迷惑なんだが。転入初日からまったく。なんなんだ、本当に」
















「転入生だとはおもえないくらい目立ってたけどな」












「俺もどさくさに紛れてグミとバダップの勝負見ようっと…。んじゃそうゆうことだ。授業はじまるから、またな」








「あぁ。またあとで」


















グミは不安を抱えながら、教室に戻った。