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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 偵察者〜オーガ〜 ( No.38 )
- 日時: 2011/08/06 11:44
- 名前: 成神 瑠希亜 ◆NXZpXjw7ys (ID: bVlGyEWK)
- 参照: http://uranai.nosv.org/u.php/list/pureceececce/
PART 11*+。・どちらかが勝つ・。+*
グミからの攻撃が一方的になった。
戦略を前もって考えていたバダップも、予想外の展開に持ち込まれ、対応しきれなかった。
バダップが一瞬の隙をつき、グミのわき腹に蹴りを交わそうとした。
だがグミはバダップの上へとジャンプし、後ろについた。
空中に居た時間は1秒弱であったため、すぐにはばれることがなく、背後につくことができた。
その直後、グミが着地をして足をつくと同時にバダップの背中に蹴りを入れ、バダップは壁に追突した。
片手をついて起き上がったが、その目前には既にグミが居た。
それに気づくのが遅く、バダップは一発左足にぶちかまされた。
グミはグミで油断してしまい、バダップがかまされている間に右足をつかれた。
両者共にボロボロで、足や手からは血が滲んでいる。
その姿を見て、客席に居る多くの生徒達が口々に言う。
「うわぁ…バダップが苦戦してる」
「バダップとあんなに互角な肉弾戦やってる奴、みたこともねぇしやったこともねぇ」
「あの転入生、何者なんだよ・・・!」
「すげぇ…いやマジですげぇよ、これ。おいミストレ、きいてんのか??」
「バッ…バダップとあんな肉弾戦を…!?彼女は一体…!!」
どちらかが倒れるまで、この肉弾戦は続く。
体力の限界と共に、視界が狭くなってくるのは、すべての限界を示していた。
グミがよろめき、片手と方膝を床についた。
そしてバダップも、ガクンと床に膝を突き、息を乱している。
その光景に、誰もが目を奪われた。
1時間弱にもおよんだ肉弾戦。
2人は同時に、その場に倒れた。
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