二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 偵察者〜オーガ〜 ( No.4 )
- 日時: 2011/07/29 12:22
- 名前: 成神 瑠希亜 ◆NXZpXjw7ys (ID: rCT1hmto)
- 参照: http://uranai.nosv.org/u.php/list/pureceececce/
PART 1*+。・王牙学園・。+*
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「・・・王牙学園・・・此処か。随分と大きな創りをしているな」
独り言を呟き、思ったことを意のままに口にした。
登校する生徒に混じって、普通に登校していたせいか、
チマチマとこちらを見てくる生徒が多数居た。
見たことのない顔だな、とか思っていたに違いない。
そしてグミは校舎へと足を進め、事務室へ向かった。
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「失礼します」
グミの真正面には、ヒビキ提督と呼ばれる、
この士官学校で1番地位の高い者が居る。
「待っていたぞ」
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「はじめまして」
制服をキッチリと着こなし、堂々と前に立つグミの姿を見て、
ほぉ・・・。
と一声口にしたヒビキ提督。
「グーミリア・リオル。お前はバダップ・スリードを知っているか」
「はい。話には聞いております。この学園内ですべてにおいて1位を誇っているとかで」
これにグミはクスッと笑いをこぼした。
それに議員達すべてが驚いた。
それに、彼女の能力を知っているのは、ヒビキ提督だけであった。
「グーミリア。お前にはバダップと同じクラスになってもらおう」
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この士官学校は、実力ごとでクラスをわけている。
1年ごとにクラスがあがる人も居れば、なかなかあがらずずっと同じランクのままの生徒も数多く居る。
その中で1番上のクラス。
それがバダップ・スリードの居るクラスだった。
「そうですか。了解しました」
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グミは一人で無駄に長い階段を登っていた。
「あれ・・・お前みねぇ顔だな」
1人の男子生徒かに声をかけられ、その場に足を止めた。
「転入生か?」
「・・・あぁ。」
グミは、顔を合わせないようにあえて下を向き応えた。
すると彼は、真っ先に尋ねた。
「クラスは??」
これにどう応答すれば良いのか、グミはこう言った。
「・・・バダップ・スリードと同じだと言われてきた。」
これに彼はすごく驚いた。
一瞬動きが止まり、「え"ッ」と口にした。
「ちょっ・・・えっ・・・おまっ・・・お前それマジか!?冗談なんていらねーよ!?」
・・・ここで嘘を言って何になるのだ。
グミは下を向いたまま顔を歪ませた。
「本当だ。第一、嘘をつく以前の問題だろう」
「うっわぁ・・・やばっ・・・!!転入初日からバダップと同じクラス・・・!?うわぁ・・・」
何がそんなに・・・。
と思いつつあれ、口にはしなかった。
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半端だね`・ω;