二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 8章 割込み ( No.24 )
- 日時: 2011/10/15 20:05
- 名前: 白黒 ◆QpSaO9ekaY (ID: GSdZuDdd)
- 参照: http://www40.atwiki.jp/altair0/pages/308.html
「リザードン、熱風!」
リザードンは全てを燃やし尽くしてしまうような熱風を放ち、マンムーの体力を削っていく。
【『マンムー』ノ『スターフリーズ』ヲ溶カシタノハソノ技ダナ。『マンムー』、『アイアンヘッド』】
マンムーは頭を鋼のように硬化させ、リザードンに向かって突進する。
「リザードン、空を飛ぶ!」
しかしリザードンはそのアイアンヘッドを空を飛ぶで回避し、その直後にリザードンは急降下してマンムーに突撃する。
【『スターフリーズ』】
「熱風!」
マンムーは星型の巨大な氷塊を作り出すが、リザードンの放つ熱風によりそれは溶かされてしまう。
「そして腹太鼓!」
リザードンは腹を太鼓のように叩き、鼓舞する。そうすることでリザードンは体力を削り、攻撃力を高める事ができるのだ。
「ドラゴンクロー!」
そしてリザードンは爪に龍の力を込め、マンムーを切り裂く。腹太鼓で攻撃力は最高まで上昇している。なのでその一撃の威力は相当なものだろう。
【『マンムー』、『アイスバーン』デ吹キ飛バセ】
マンムーは氷雪の衝撃波を周囲に放ち、リザードンを吹き飛ばす。しかし直撃は避けたので、致命傷にはならない。
「リザードン、ドラゴンクロー!」
リザードンは再度爪に龍の力を込め、マンムーを切り裂く。
【『マンムー』、『スターフリーズ』ダ】
マンムーは反撃のためか、星型の巨大な氷塊を作り出す。
「リザードン、熱風!」
しかしリザードンの放つ超高温の熱風で氷塊はまたも溶かされてしまう。
【『アイアンヘッド』】
マンムーは頭を鋼のように硬化させ、リザードンに向かって突っ込む。
「受け止めて!」
リザードンは今度は避けずに、真正面からマンムーの牙を握ってアイアンヘッドを受け止める。アイアンヘッドの威力は凄まじく、攻撃力が最高に上がっているリザードンも大きく後ずさる。
が、それでもマンムーは止まった。
「今よリザードン。熱風!」
リザードンは近距離からの超高温の熱風をマンムーに浴びせる。するとマンムーは遂に倒れる。
「さあ、アタシの勝ちよ。教えなさい、ゲーチスはどこにいるの」
イリスとNは何故そこまでゲーチスに固執するのか疑問に思うが、その疑問もすぐに別の事象により掻き消される。
「撤退しますよドラン。私達の任務は終了です」
上空から聞こえてくるのは、落ち着いた男性の声。そしてその声の主は、ポケモンに乗って降りてくる。
まず目を引いたのは2m以上ものある巨大なポケモンの姿。首の長い恐竜のようで、背中にはヤシの葉のような翼、首の下にはバナナのような果実が付いている。
フルーツポケモントロピウス。草・飛行タイプのポケモンだ。
【『エレクトロ』……】
「ドラン、私達の任務はこの近辺の捜査。邪魔者を排除するその心がけは感心しますが、任務もこなせず、バトルに感けていてはいけませんよ。特にあなたは、ね」
【…………】
ドランはトロピウスに乗った黄色い髪の人物に窘められ、トロピウスに乗り込む。
「私達の同胞がお世話になったようですね。私の名はエレクトロ、7P(セヴンプラズマ)の一人です。以後、お見知りおきを」
エレクトロと名乗った人物は、ペコリと深く頭を下げる。
エレクトロは口調も仕種も丁寧で、格好も執事服に手袋まで付け、見た目と中身が合致している。
ちなみに、両手袋の甲にはプラズマ団の紋章が付いている。
「私達は撤退しますが、勘違いなさらないでくださいよ。ドランとあのままバトルを続けていれば、やられるのはあなた方でしょう。即ち、あなた方は救われたのですよ」
エレクトロは丁寧だが、棘のある言葉で言う。
「ですがまあ、ゲーチス様への手土産ができたようですね。これは収穫です。では、私達はこれにて」
そう言ってエレクトロはトロピウスを飛び立たせようとするが
「待ちなさい!」
トロピウスの前にはリザードンが立ちはだかる。
「ふむ。どうやらあなたはゲーチス様に何か恨みがあるようですね。ですが私達はゲーチス様の居場所を悟られてはならないのです。居場所が知れてしまっては、今後の活動に支障をきたします」
「アンタ達の事情なんて知らないわ。ゲーチスはどこにいるの!」
シザンサスはエレクトロに向かって叫ぶ。
「そんな形相で叫んでは、お美しい顔が台無しですよ、お嬢さん」
エレクトロはやけに様になっている事を言って茶化そうとするが、シザンサスは止まらない。
「リザードン、熱風!」
リザードンは超高温の熱風を放ち、トロピウスを攻撃する。
「あくまでもやる気ですか。トロピウス、ハリケーン」
トロピウスは途轍もない暴風を吹き荒ばせ、リザードンのみならず、イリス、N、シザンサスの動きも止め、その隙に飛び去っていく。
「……逃がしちゃったか」
シザンサスはリザードンをボールに戻し、イリスとNの方へと向く。
「ええと……ここで立ち話もあれなんで、ビレッジブリッジに行きませんか? もうすぐ着きますし」
とりあえず状況を整理したいので、イリス、N、シザンサスはビレッジブリッジ向かい、話し合う事となった。
今回は新たな7P、エレクトロが出てきました。エレクトロは7幹部のイエロに相等します。こっちもこっちで全然性格が違いますがね。次回はビレッジブリッジで話し合い。バトルは……あるかないか。では、お楽しみに。