二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 305章 苦言 ( No.359 )
日時: 2011/10/21 20:19
名前: 白黒 ◆KI8qrx8iDI (ID: GSdZuDdd)
参照: http://www40.atwiki.jp/altair0/pages/308.html

ユキナ対アシドのバトル。
この戦いは、アシドが解放したことにより、一気にユキナが劣勢になっている。
「オンネット、サイコバレット!」
「マンムー、吹雪!」
オンネットが放つ念動力の銃弾を、マンムーは猛烈な吹雪で吹き飛ばす。
「冷凍ビーム!」
そしてすぐさま凍てつく光線を放ち、オンネットを攻撃。
しかしマンムーの特攻はそこまで高くない。なのでオンネットは戦闘不能にはならず、結構平然としている。
「まだまだ行くぜ、サイコバレット!」
「何度来たって同じだよ☆吹雪!」
オンネットは再度サイコバレットを放つが、マンムーの吹雪に吹き飛ばされてしまう。
いや、それだけではない。サイコバレットを放ったオンネットは、突如として炎に包まれた。
「あーあ、火傷しちゃったね♪」
サイコバレットは使用後、自身を火傷状態にすることがある技。オンネットは今、その副作用を受けたわけだ。
だがその副作用も、アシドの前には作用に変換される。
「そのマンムー、今から焼き豚にしてやんよ。オンネット、燐火!」
オンネットは火傷の炎を一点に集め、それを増幅してどんどん大きくし、一つの火の玉を創り出す。そしてその火の玉を、マンムーに向けて放つ。
「マンムー、冷凍ビーム!」
マンムーは凍てつく光線を放って相殺しようとするが、燐火は火傷状態の時に使うと威力が倍増する技。しかも相性の悪い氷技では相殺できず、マンムーは痛みの火の玉に焼かれてしまう。
「続けて行くぞ、気合球!」
さらにオンネットは気合を凝縮した球を放ち、マンムーに追い討ちを掛ける。
効果抜群の攻撃を二連発で喰らい、流石のマンムーも大ダメージだが、まだ倒れてはいない。
「マンムー、地震!」
「オンネット、サイコバレット!」
マンムーは地面を踏み鳴らして地震を引き起こし、衝撃波でオンネットを攻撃。オンネットは念動力の銃弾を連射して、マンムーを攻撃。
「まだまだ行くよ、岩雪崩!」
さらにマンムーは虚空より無数の岩石をオンネットへと降り注ぐが
「無駄無駄、そんなの効かないよ。シャドークロー!」
オンネットは影の爪を作り出し、降り注ぐ岩石を切り裂く。
「さあ喰らいな、気合球!」
そして気合を凝縮した球を、マンムーへと放つ。



「ライボルト、雷☆」
「プリン、かわして地球投げ!」
リオ対ウズメのバトルは、ウズメのラクライがライボルトに進化してウズメが優勢なったかと思えば、実はそうではない。
リオのプリンは予想だにしないほど強く、むしろライボルトに進化して的が大きくなった分、プリンの攻撃を喰らいやすくなっている。
「だったら充電で溜めとけ♪」
「ベルカント!」
ライボルトが充電する中、プリンは透き通るような歌声でライボルトを攻撃。
「もう一度、雷☆」
「かわして地球投げ!」
ライボルトが超高電圧の落雷を落とすが、プリンはそれを軽く回避、ライボルトを引っ掴んで飛び上がり、落下しながら地面へと叩き落す。
「ベルカント!」
「光の壁だ♪」
ライボルトは光の壁を作り出し、プリンの歌声による攻撃を減衰させる。
「ライボルト、充電☆」
ライボルトは体に電気を充填し、電気技の威力、そして特殊防御力を高める。
「プリン、地球投げ!」
だがその時、プリンがライボルトに接近。その青い体を掴み、天井付近まで飛び上がる。そしてそのまま落下しながら、地面に叩き落そうとするが

「十万ボルトだ♪」

まだ滞空している時に、ライボルトは激しい電撃を放ち、プリンを攻撃。
プリンは空気の逆噴射でとにかく動きが読めないので、攻撃を確実に当てたいならこういう風に相手と密着している状態がベストなのだ。
「プリン!」
不意討ちのような電撃を喰らい、着地したライボルトの足元に落ちる。まだ戦闘不能ではないようだが、かなりのダメージを受けた。
「おお? これは行けちゃうパターンじゃね? よし、ライボルト、これで止めだ☆ 雷——」

「プリン、がむしゃら!」

ライボルトが雷を放つその瞬間、プリンはライボルトの真正面まで来て、ただひたすら、強引に攻撃しまくってライボルトを攻撃する。
あまりのプリンの形相にウズメは声が出ず、攻撃が終わる頃にはライボルトの体力は、プリンと同程度となっていた。
「これで止め、地球投げ!」
そしてプリンはふらふらになったライボルトを掴んで天井まで飛び、落下の勢いをつけて地面へと叩き落す。



ラボ内部を捜索するキリハは、途中でアキラと出会い、行動を共にする事にした。
特に会話もなく黙々と進んでいた二人だったが、突然横の扉が独りでに開いた。
「……誘ってるんですかね?」
「さあ……でも、どちらにせよ確認するに越した事はないだろう。行くよ」
二人は扉を潜り、部屋の中へと入る。
部屋の中には、二人の人影があった。
一人は高級そうな装飾品にチャイナドレスの女性、マオ。
もう一人は黒い短髪に紫色の鉢巻が特徴の男性、ザンバ。
マオが前の方に立ち、ザンバはその後ろで控えるように佇んでいる。
「……なんだか、異色の組み合わせだね」
キリハはボソリと言う。
「……それに関しては、しょうがないのですよ」
キリハの独り言染みた発言に対し、ザンバは律儀にも言葉を返す。
「この方は性格に難がありまして、誰か付き人がいなくてはならないのです」
「誰が正確に難ありよ、黙ってなさい」
マオが苦言を呈するのも無視し、ザンバは話し続ける。
「本当なら7Pを動員したところですが、生憎皆様はそれぞれ重大な任務がありまして、たまたま手の空いていた私が、監視役に任命されてしまったのですよ」
本当はアシドが無理矢理押し付けただけなのだが、まあここでは関係ない。
「一応言っておきますと、私の役目はこの人の監視。あなた方と戦う事ではありませんので」
「つまりそれは、君は傍観するだけってことかな?」
「まあ、そんなところです」
キリハはその言葉を受けて一歩後ろに下がった。
「それじゃあアキラ君、頑張ってくれ」
「頑張ってくれって、流石に無責任でしょう……」
アキラはそう言いつつも、前に出てボールを取り出す。
プラズマ団とのバトル、弟九戦の対戦カードは、アキラ対マオとなった。



さて、今回はアシドとユキナのバトル、リオとウズメのバトル。そしてアキラとマオのバトルフラグくらいですか。なんだかこの戦い、かなり長くなりそうな予感が……まあ別にいいですけど。こっちも楽しいですし。ではアシドとユキなのバトルはそろそろ終わりそうですし、ミキの状況も書かなくては。というわけで、次回もお楽しみに。