二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 313章 重複 ( No.369 )
日時: 2011/10/23 00:59
名前: 白黒 ◆KI8qrx8iDI (ID: GSdZuDdd)
参照: http://www40.atwiki.jp/altair0/pages/308.html

イリゼ対ザクラのバトル。
「ブーピッグ、ギガインパクト!」
ブーピッグは目覚めて早々、大技を繰り出してきた。
「ネンドール、真正面からじゃ分が悪い!ここは耐え切るぞ!リフレクター!」
ネンドールは目の前に透明な壁を作り出し、ブーピッグの攻撃に備える。
そしてブーピッグが膨大なエネルギーを纏って突撃。ネンドールはリフレクターを盾に、その攻撃を耐え凌ぐ。
しかし次第に、リフレクターには亀裂が走り、終いには粉々に砕け散った。
そしてそうなればブーピッグを止める壁もなくなったというわけで、ネンドールはブーピッグの攻撃に吹っ飛ばされるが
「シグナルビーム!」
ネンドールは最後の力を振り絞り、吹っ飛ばされながらもカラフルな光線を発射してブーピッグを攻撃する。
「ブーピッグ!」
ブーピッグはネンドールの渾身の光線が急所に直撃して吹っ飛ばされ、戦闘不能となった。
「戻れ、ブーピッグ」
「お前もだ、ネンドール」
ザクラ、イリゼはそれぞれポケモンをボールに戻し、次のボールを構える。
「出て来い、フシギバナ!」
「行くぜ、ジュカイン!」
ザクラが繰り出すのは、種ポケモンのフシギバナ。大きな怪獣のような姿で、背中には体を覆うほどの鮮やかな花が咲き誇っている。
イリゼが繰り出したのは、密林ポケモンのジュカイン。巨大なトカゲのような姿で、シダのような尻尾、腕にはブレードのような葉っぱがある。
「……いちいち出すポケモンが被ってやがるな。わざとじゃねえのか?」
イリゼは一人で愚痴るが、ザクラは無視。
「フシギバナ、まずは日本晴れ!」
フシギバナは天井に小型の太陽を打ち上げ、この周辺を『日差しが強い』状態にする。
「ソーラービーム!」
そしてすぐさま太陽光を吸収した光線を発射。日本晴れ状態で溜め時間が短縮されている。
「ジュカイン、影分身!」
しかしジュカインは数多の分身を生み出すことで、ソーラービームを回避。
「シザークロス!」
さらに腕のブレードを交差させ、フシギバナを切り裂く。
「くっ、宿木の種……は、効かねえか」
草タイプのジュカインには、宿木の種は効果がない。
「だったらもう一度、ソーラービーム!」
「かわして龍の波動だ!」
フシギバナは再度ソーラービームを発射するが、ジュカインの俊敏な動きにかわされ、龍の力が込められた波動を撃ち込まれる。
「行くぜ、ハードプラント!」
ジュカインは木々を急成長させ、地面から極太の根っこをいくつか生やす。そしてその根っこを操り、フシギバナに叩き込む。
「くっ……フシギバナ、破壊光線!」
そこでフシギバナは極太の光線を滅茶苦茶に発射し、四方八方から襲い掛かる根っこを全て消滅させる。
そして互いに、反動で動けなくなった。
「……やるな、お前」
イリゼは不意に、ザクラにそう言った。本心で言ったつもりなのだが、桜はどう受け取ったのか
「なっ……て、敵に褒められても、嬉しくねえよ。むしろ寒気がするね!」
とか言いつつも顔は若干紅潮していた。



トネール対バルタのバトル。
眠りについたジーランスは、何か木の実を持たされていたのか、早々に目が覚めて水面から飛び上がった。
「ジーランス、波乗り!」
「ソルロック、熱風!」
ジーランスはどこからか大波を起こしてソルロックを飲み込もうとするが、ソルロックの放った熱風により蒸発してしまった。
もともとソルロックは日本晴れを使っているので、仕方がないと言えば仕方がない。
「だったらこれでどうだ。諸刃の頭突き!」
ジーランスは尻尾を床に叩きつけて勢いよくソルロックに突っ込み、自身も傷つけるほど高密度のエネルギーを纏って頭突きをかます。
「ぐぅ、ソルロック、岩雪崩!」
ソルロックはジーランスの諸刃の頭突きを耐え切り、虚空より無数の岩石を降り注いでジーランスを攻撃。
「熱風!」
さらに高温の熱風も放ち、ジーランスを追撃。効果はいまひとつだが、熱風は避け難い技なので徐々に体力を削るには有効だろう。
「ジーランス、波乗り!」
ジーランスは日本晴れで威力が下がっている大波を引き起こし、ソルロックを飲み込む。
「ソルロック、ソーラービーム!」
「ジーランス、回避だ!」
ソルロックは波が引くとすぐさま溜めなしの太陽光線を発射するが、ジーランスはそれを予測していたのが、意外とあっさりかわした。
「……なかなか、しぶといな」
「お前もな」
ジーランスは水面から顔を出してソルロックを見上げ、ソルロックは宙に浮いたままジーランスを見下ろす。ジーランスは閉じているような目だし、ソルロックも似たり寄ったりだ。睨み合っているのだろうが、見つめ合っていると描写したほうがしっくしきそうな気がする。
「ソルロック、熱風!」
ソルロックは今までで一番強力な熱風を放ち、通路を浸している水を蒸発し、吹き飛ばす。
「ジーランス、諸刃の頭突き!」
ソルロックは水を消滅させようとするが、ジーランスはもう決める気のようで、頭に自分を傷つけるほど膨大なエネルギーを纏ってソルロックに突撃する。
「くぅ、ソルロック、ソーラービーム!」
ソルロックは直前でソーラービームを発射しようとするが

その時、日本晴れで打ち上げた小型太陽が消滅した。

「……っ! 時間切れか……!」
日本晴れは打ち上げてから、どうやら制限時間がきたようで消滅し、ソルロックはソーラービームが撃てなかった。
そして、諸刃の頭突きを喰らい、吹っ飛ばされる。



今回は前半がイリゼとザクラのバトル、地味にイリゼの最後のポケモン、ジュカインが登場しています。いやーそれにしてもイリゼのメンバーは異形揃いですね。ケンタロス、オムスター、アリアドス、テツカブリ、ネンドール、ジュカインと、結構ジーミーなのがいるメンバーですね。後半はトネールとバルタのバトル。バルタは日本晴れの制限時間がきてしまい、あえなく敗退。残念でしたね。乙でしたね。では次回はチェレンとベルのバトルをやろうかと。お楽しみに。