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＊体育大会ぃぃい！７＊


『さあ！騎馬戦も終盤！次々とエースが沈んでいく！！この混戦を制するのは、いったいどこのクラスだ！！』



・・・残るはあと三騎、のみ。

エリザ組？と先輩の騎馬、それから、耀と愉快な仲間たち。←



———沈黙がおりる———











「どうやら残ったのは私達だけらしいヨ、センセ」
「勝負はここからある」

「気を引き締めろよ、」
「眉毛黙って。私に命令すんな」
「・・・俺が言うのもなんだけど、空気が、ぶち壊しなんだぞ・・・」

「ふふ、かかって来なさい！！！」
「「「（俺たちの台詞はないのーーー！？）」」」




そして三騎が一斉に、


動き出した————————




キィィインと風を切る音がして、
騎手の腕と腕がぶつかり合う。

普通の人なら目で追うのがやっとなくらいな速さで。


何度も、何度も。



「ヴェー・・・三人とも、すごいね。」

ふいに声をかけられ、横を見ると、いつの間にかフェリがいた。

「あ。いつの間に」
「クロムは、誰が勝つと思う〜？」

そんなのわからない。

「・・・どうだろう、ね。」

ここから見ている限りでは、三人ともスゴイ運動量だし・・土台も大変そうだし・・・。

あと砂埃がすごい。


こういうの、女の意地っていうのかな？
負けたくないのはわかる、わかるけど。

でもさ、


「ハチマキを取るのが基本ルールだろ、おい」


あっと。つい口に出てしまったｗ








＊







あれから１分くらい。
砂埃がすごすぎて戦っている様子が見れないのが残念。

一体今はどんな状況下もよくわかんないし。



「ヴェ・・・ねぇ、なんか雲行き怪しくない？」
空を見上げると、どんより以上に彼女に振られたおちこぼれ男子みたくどんよりしていた。←

「・・・ん、雨のにおいがする」
そうそう、雨のにおいってわかりやすいんだよね。

そういった刹那。


ポツ、ポツと小雨が・・・・
そして大雨に。
・・・・大雨どころじゃないよ、テントが飛ばされそう。

「ヴェッ！！ついに降ってきたね！！これじゃあ途中でもちゅうしになるかなっ？」
はしゃぐなよ。子供か。

まぁ幸いここはテントだし。・・・って言えないのが悲しい。
テントが飛ばされそう。雨此処まで振り込んできてる・・。


それより、騎馬たちはどうなったんだ。



この大雨以上の雨の中、あの騎馬たちはどうなったのか。