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＊鍵＆見回り係＊



「失礼しまーす」
授業後、生徒会室に来てみると、なんとそこには、


なんとそこには・・・！！(((


耀しかいなかった。


「あ、おめー昨日の新入りあるな。これ、生徒会バッジある。胸んとこに付けとけある」

ほいっと投げて渡されたのは、この学園の校章に『生徒会』と書かれたバッジ。

「あ、うん。ありがと。」

生徒会バッジと付けながら、椅子に座っている耀を見て、


「耀は、ツインテールとかしないの？」

あ。やばいつい本音がｗｗ
そしたら耀は私を見て、

「何言ってるかあるか。おめー菊みたいなこと言うあるな。」

あれ。怒られなかった。
え、菊？？

「菊と知り合い？」
「知り合いも何も、兄弟みてーなもんある」

きょ、兄弟っ！？

「マジすか」



いろいろ雑談しているうちに、大体メンバーがそろってきた。
アーサーは一番最後にやって来た。


「で、俺は何をやればいい・・・んですか？」

「あー・・・そうだな、とりあえず、もう下校時間過ぎてるし、今日は部活もねーから見回り頼むわ。これ、鍵な。あと困ったときようの地図」

といってアーサーは鍵と地図をくれた。鍵は一つの輪っかにたくさんついた形のものだ。
一つ一つの鍵にはどこの部屋か名前が書いてあった。


「わかった。じゃ、ちょっといってきます」


生徒会室を出て、誰もいない廊下を歩く。
夕日が窓から差し込んで、私がオレンジ色に照らされる。


まだいったことなのない校舎まで見回りに行って、あー・・地図がなかったら絶対迷ってたかも。

でも、一つ気がかりなことがある。
地図の南下のほうに、大きなぺけマークが書いてあるのだ。
あと鍵にも、いくつか名前の書いてない鍵があった。

私の探しているものは、この学園のどこにあるかわからない。
いろいろ探し回ってみる必要がある。
でもこの地図のぺけマークのとこ、あきらかに怪しいでしょ。
こんど行ってみなきゃね。


そのあと生徒会室にて、なんか体育大会のポスター制作をしたり、放送係を決めたり。


いろいろ忙しかった。