二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【ヘタリア】S e a r c h_イラリク受付中! ( No.288 )
日時: 2011/12/11 11:26
名前: レディグレイ (ID: iYyccJ4w)

*知らない間にウェイターに・・・



「投票の結果、1−B組の学園祭の出し物は喫茶店で決定します」

ざわついている教室。
もう十一月だっていうのに窓が開いていてひゅうひゅう風が冷たく頬に当たる。
それはもう、一番窓側の後ろから二番目の席は寒いよ。

クラスの学園祭実行委員が教卓の前で話しているのを頬杖をつきながらぼうっと聞いていた。


喫茶店、学校のイベントでは定番中の定番である出し物。

ていうか学園祭ってあと何日後だっけ。


「では今から前半チームと後半チームに分かれます。そのあとチームごとに役割分担を—————」


そういえば今日は真情休んでるな。あれが熱出すわけもないだろうし、仮病ってのはまず確定。

んー。なんか見つけたとか?

そういえば最近旧校舎についての発展がないな・・・。
百円前になにがあってのかってのがまだわかってないし、私の探しているものの気配、力は感じるんだけどどこ探してもないし・・・。

あの旧校舎にあった日誌の一番最後には「晴。今日もいつも通りの一日だった」としか書いてなかったし。
なにそれって思ったけどそれ以上のことは書いてなかったからなぁ・・・。

あ、で、日誌はちゃんと旧校舎にもどしたよ、頑張って。

「クぅーロムっ!ヴェ〜」
「へ?あ、フェリ。何?」

「え〜?何って、俺たち前半チームの役割分担でウェイターになったじゃん」

わぁ、もうそんなとこまで話が進んでたのか。
ってことは私、ほとんど話聞いてなかった。

「あ、あぁ、そうだったな。で、次に何するんだっけ?」
「ほら、ウェイターの服を作るか買うかの話だよ〜」
「フェリちゃん、それ私の働いている喫茶店で借りるってことになったよ」

横を見ると、ルナ・ナディムさんがにっこりしていた。

借りるって。作ると買うのどちらにも属さなくね?

「ルナさんもウェイター?」
「うん。クロム君、私のことさん付けしなくても大丈夫だよ?」
それはどうも・・・。


ウェイターは三人か。

「それじゃ、ウェイター班は決めること決めたし、自由時間でいいかな」
「やったぁ。ヴェ・ヴェ」

ルナさ・・・ルナしっかりしてるなぁ。