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＊なんやかんやで


「ねぇちょっとクロム、」
声をかけられて振り向くと真情がずいっと古そうな藍色の本を差し出した。
なにこれ、と問うような顔をしてみせると、いいから、と渡してきた。

真情はここ一週間、ずっと休んでいた。
理由はしらない。

が、１１月の第二火曜日にひょっこりとまた顔を出したと思えばこれだ。

「その本、しばらくクロムに貸しとくよ」
じゃね、と手をひらひらさせて・・・
「何かあんの？」
「あ、部活だよ部活。ほら、もうすぐ学園祭でしょ？私達軽音楽部が部活発表で午後から演奏会するから練習してるのさ☆」

軽音楽部て初耳。そんあ部活あったのか。




＊



「クロムちゃん、ごはん出来たで」
「応」と返事をしてちゃぶ台の前に座る。

「そーいえば、もうすぐ学園祭やんなぁ。俺のクラスな、ポップコーン屋になってん。クロムちゃんも来たってな」

何故にポップコーン屋。

「ちなみに俺前半ねん。」
「あ、俺も前半」









＊





そしてなんやかんやで文化祭当日————
ってちょっと待てよオイ。と思った人、どうか突っ込まないで上げてね。




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本当突っ込まないであげてね！そして石は投げないでね！
あ、じゃあ石じゃなかったらいいんだ。
とかそういうのじゃないからね！

さぁ気を取り直して！
次回から学園祭だよ。