二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【ヘタリア】S e a r c h_イラリク受付中! ( No.290 )
日時: 2011/12/14 22:20
名前: レディグレイ (ID: 9pyjQi2E)


*学園祭ひゃっほう♪




「レディグレイ二つ追加で———」

「クロムークロムーー俺、ちょー忙しいよ〜ヴェッヴェッ」

そんなことは見ればわかる。私だって忙しい。




午前九時、全クラスの出し物が一斉に始まる。
まず前半チームから。
後半チームとの交代は十一時半から一時の休憩をはさんだ後。

そして現在時刻午前十時半。
交代時刻まであと一時間と三十分。


そして今私は、無茶苦茶忙しい状況にある。


さっきから、「すみませーん」の声が絶えない。
そのたびに、「はい、ご注文を受けた割ります」とか言いながら接客。


まさかここまで大変だとは思っていなかった。


そうだよ、考えても見ろ。
まずウェイターが三人だけってのが無理だったんだ。
なんでもっと数増やさなかったんだ。
てか他の奴ら全員厨房的な係?え、マジ?




「こっちケーキ三つ追加——」

「はーい」

















「お疲れ様、フェリちゃん、クロム君」
「ヴェ〜〜。俺、もうへとへとー」
「ふぅ。これで俺たちは自由なんだな?前半終わったし」

「そうだね。あとはお昼の休憩をはさんで後半チームと交代するだけだしね。そのあとは各自好きなところを回っていいっていう指示も出てるし」

「ルナ、午後から何かあったけ?」
聞くと、んー、と言って、
「私にとってのメインイベントは二時からある部活発表かな」
「え〜?それって軽音部の?俺見に行こっかな〜。いろいろ可愛い子がいるもんね!」
「ぜひ見に来てね!私も軽音部なんだけど、三年のスプリングちゃんや転校生のカノンちゃんとか、二年のボーカルの子とか、いろいろいるんだから♪」

「ほうほう・・・・。」









ピーンポーンパーンポーン。

『只今より昼食タイムを取ります。作業中の人も一時中断して各自で昼食をとるようにしてください。午後からは—————————————』

そんな放送が入るころ、私は

誰にも見られないようにこっそり校舎を抜け出して、一人旧校舎の屋上にいた。