二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【ヘタリア】S e a r c h_イラリク受付中! ( No.300 )
日時: 2011/12/21 22:07
名前: レディグレイ (ID: 9pyjQi2E)

*学園祭ひゃっほう♪2




「————は!?」

「いや、だからね、二年生の子の代わりに、クロム、ギターとボーカルお願いしたいの!」

いや、だからね、ってそれこっちがだからって言いたい。

「何故急に。それって別に私じゃなくてもいいだろ。」
てかその二年生の子どこいった。

「・・・・それが、行方不明らしくて・・・・・」

なんだよそれ。







えー・・おほん。時を遡ること1分に近い数秒前。
ここ、旧校舎の屋上で一人で寝っころがって休んでいたら、突然、真情が「1時間後の部活ライヴ一緒に出て」とか言い出すからそりゃもう「は!?」ってなりますよもう。

聞いたところその二年生の子が昨日から寮に帰ってないらしい。
行方不明とな・・・。


「お願いっ、ライヴまでの短時間であのギター習得できるのはクロムしかいないの!たぶん」
「おま、たぶんてなんだ多分て。てか私にどんな難しいコードやらせる気?」
「曲は3曲。3つとも歌と両方大事なんだけどね、あ、因みに私は歌はもり担当。」
「話聞けよ」



ギターならまだしも、歌もってちょっと。
歌いながらギター弾けとおっしゃるのですか、はい?

思うことはいろいろあったけれど断ることもできず。
気づけばライヴっつか部活発表だっけ?まで残すところあと数分。


どうする、どうするよ私。








「あ、カノンちゃん。と・・・その人は?」
「あ、こちら、二年生の方の代役で、名前は、ハナコ・ヤマダっていうの。ね?ハナコちゃん」
誰だそれぇぇぇぇええええええええええ!!!!!
何!?真情いつからそんな趣味になった!!
そんなに私をおちょくりたいか!!

なんて、内面でそんなことを思っているなんて悟らせない。
あくまでも冷静に、宜しくお願いしますと会釈をする。



「・・・あの、どこかで会いました?」
「あ、貴方はあの時の方でしたか。ほら、ハロウィンでお会いしましたでしょう?眉毛の、太い人の後ろにいた方ではありませんか?」
さあ私!ふんばるんだ!!←

忘れてたけど!この部活ルナとスプリングさんがいるんだった!!
ピンチだって?そんなもんじゃないよ。

しかもルナとはハロウィンの時一回あってるからね。
ちょっと・・・かなり癪だけど、あんときの口調で話す。

横で笑いをこらえてる真情。
ああくそ。思いっきり殴りたい気分。

「あ、みんなもうすぐ時間だよ。」























「あれ?どこいくんフェリちゃん」
「あ。アントーニョ兄ちゃん。あのね、今から軽音部の発表があるの!よかったらアントーニョ兄ちゃんたちも一緒に来ない?」

「せやなぁ。どーする?フラン、ギルちゃん。」

片手にポップコーン、もう片手にジュース、胃のなかにはたこ焼き屋ら焼きそばやらパフェやらがいっぱい入ってて。でもそこまで満腹ではない状態の3人。

「ん〜お兄さんはどっちでもいいかな?」
可愛い子がいっぱいいるなら。

「おう行く行く!行こうぜアントーニョ!」
んでもって俺様乱入してやるぜ!ケセセセ

「決まりやな。フェリちゃん、俺たちも一緒に行くで」
言うと、フェリシアーノは笑顔でうなずいた。