二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【ヘタリア】S e a r c h_イラリク受付中! ( No.322 )
日時: 2011/12/27 15:33
名前: レディグレイ (ID: 9pyjQi2E)
参照: 本編では一足早く年が明けておりますw

*新年あけまして、大ピンチ。


「おいテメおすなってっつってんだろ!」
「だぁまぁれっ」
「しっ・・気づかれる、」


ああ寒い。新年あけましておめでとうだって?
そんなの関係ない。
寒すぎるんだってば、だから。

なんで私こんなことになってんの。
しかもなんでこのメンツと一緒なの。




あ、最後にもひとつ。

なんで命がけで誘拐犯の陣地に踏み込んでんの。




事の始まりは、冬休みに入る直前。
生徒会室にて。

「おいお前ら聞いてるか、」
「はいはい、聞いてるってお兄さんがちゃんとね」
「アーサー!ハンバーガーおかわりなんだぞ!!」
「うふふ〜耀くん寝てる〜」

「すみません、あの。俺バイトが・・・」

いつもどおり騒がしく、私もいい加減抜け出してバイトに行きたかったのだが、

「ああもういい!聞いてなくても知らないかんな!えーと!!最近この学校で行方不明者が続出している!!今現在女子12人、男子3人!」

・・・なるほど。誘拐犯かなんかがこの学園付近にいるっぽいってことか。

「へぇ〜。どこの誰だか知んないけど、悪趣味な奴がいるんだねぇ」
んー。私はお前に言われたくないかな。
「え、そんな悪い子がいるの?ちょっと僕が土・下・座☆させてこようかな」
イヴァンさんこわいです。マジで。
「ワオ!そんな悪いヤツがいるのかい!?ヒーローの俺がほおっておけないんだぞ!!」
どうするっていうんだよ。
「・・・・・zzZずずっ・・」
そして耀は寝るな!


「あー・・・くれぐれも気を付けるよーに」
眉毛それ本気で言っているようには見えない。
つかお前らこそ誘拐されてこいよ!としか聞こえない・・!!

「はい、じゃあ解散!」


「ねぇねぇ、クロムちゃん、これからギルとトーニョ誘ってゲーセンでもいかない?」
「いや、だから俺はバイトが・・・」
「え〜そうなの?残念。じゃあ、暇なとき、メールしてね」

そういってフランシスは一枚の紙切れをよこした。
メールアドレスか。


「・・・」
私けーたいもってねぇよ。


「んー?あ、そうなの。ごめんな。じゃ、これあげる。丁度もうすぐ買い替えるとこだったしね」
今さっきもらった紙切れを見ながら固まる私にフランシスは自分の携帯をよこした。

って、ええぇ!?
私一言も発してませんけど!?
この人スゴっ!
私の心読めるの!?そうなのね!?←

「え、いいの?」
「いいのいいの。お古でごめんね?」

くれるって!!本当に携帯くれるって!!

「ありがと」





うーん。今思えばあのとき携帯もらっていなければこんな事態に巻き込まれることもなかったんだろうけど。





続くよ。