二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【ヘタリア】S e a r c h_イラリク受付中! ( No.365 )
日時: 2012/01/14 00:07
名前: レディグレイ (ID: 9pyjQi2E)

***


「time goes by」

Time goes by

「we can never stay the same 」

時が過ぎても

「in the shades of hope, in love memory 」

きっと変わらぬものがあるの












「・・・きっと変わらぬもの、か」

煙草の煙をふっと吹いて、雲一つない、水色の空を見上げた。

「えらくしけた面してんなぁ、ヒゲ」

「よう、アーティーじゃないの」

「黙れくそ髪、それで呼ぶな。それと校内は煙草禁止だばか」

そう言いながら、自分も懐から煙草を出す。

「自分も吸ってるじゃん。火、貸すよ」

「ん。・・・いーんだよ、俺は」

カチ。

「まぁ随分と自分勝手な生徒会長様で」

「ふん」




ふぅ・・・

次に煙を吹くタイミングはほぼ同時だった。

暫く、何も言わずに空を見上げた。

緩い風。淡い日差し。






「though your smile has gone, we will never be apart」

届かないから、見つけたいから

「in our hearts we can hear the love melody」

夢の翼を探しに行く





「・・・あら、さっきの聴いてたのか」

「別に」

「ふーん、アーティーもなかなかの美声だねw」

「だからそれで呼ぶなって、」

「美声なのは否定しないの?ていうか、盗み聞きはよくないんじゃない?お兄さん泣いちゃうよ」
せっかく一人で黄昏てたのに。

「お前に言われたくねーよ。散々やりやがっただろ。」

「まだ覚えてたのか。まったく、しぶといねぇ・・・。あの時はたまたま」

「その台詞、何回も聞いたぞ」

「さすがにもう通じない?」

「俺にはそれ、一度も通じてないからな」

「わぁ初耳。てっきり俺は・・・・・・おっと、もう時間だ。じゃ、俺はもう行くね」

「ああ、さっさと行ってくれ」

「もう、冷たいんだから」

「・・・」


ふふ、じゃね。


背を向けて、歩き出す。




後ろの方で、微かにメロディが聴こえてきたのをアーサーは覚えている。




「the future still shines, close to you」


























まったく、そんなことは言葉でハッキリ言えばいいのに。

自分が言えることではないのはわかっているが。

「・・・・the future still shines, close to you・・・・・・・・」

そして彼は、歌の、最後のフレーズを紡いだ。


















































































































































(側にいてね、ずっと)

(側にいるよ、ずっと)



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完全俺得短編。
とりあえず意味不明だと思うので解説はまた後々。

いろいろぼかして書きました。