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＊嘘ついてごまかせ☆＊



「クロムーっ！ノート写させてほしいんだぜ！！」
「のわっ！！・・・ってサンサル」
「ヴェ！俺も写させて〜」

それは、二時間目の休み時間のこと・・・。

「俺次当たりそうなんだぜ〜」
「俺はまだ宿題ができてないの〜」
なんなんだこいつら。

・・・・ノートぐらい自分でやれよ。

「ごめん。まだ俺宿題出来てないんだよ」
「クロムが！？珍しいんだぜ！！」
「ヴェ〜じゃあ菊に移させてもらうよ」


菊・・・。ごめんよｗ


いや〜にしても昨日は変な汗かいたね！もう！
見回りからもどったら質問攻め（ってわけでもなかったけど）ですっごい焦ったｗ





昨日。


「ねぇ、クロムちゃんは前の学校ってどこ？」
「クロム、お前何人だ？」

ちょ、え、な、なななななに！？

「エ、ナ、ナンデスカイキナリ」
「いや、ちょっと気になったから聞いてみただけだ。」
「で、返答は？」

眉毛とヒゲぇぇええ！！！なんて答えにくいことを聞くんだ・・！！

まさか学校行ってなかったとか言えないし、ね。

「え、えと、・・・・・前の学校は、」
「「前の学校は？」」

「・・く、」
「「く？」」

はうぅぅぅううっ！！死にそう！！
頑張れ私！！

「熊前学校っていうところ・・で、すっごく田舎にあったの」
熊前学校ってなんだよ。
でもここまできたら嘘で隠し通そう・・！！
「実はね、三年生・・・つまり今の高校一年生が卒業したら、取り壊される予定だったんだ。因みにその時の全校生徒は俺を合わせて３人。３年生が卒業したら残りは俺一人。」

はい、悲しいＢＧＭはいりまーすｗ

「それで、ね。卒業式の日、その学校古くても結構広かったから、大きな体育館に俺たち３人と、そのた保護者。すっごく虚しかったけど、でも、もうこれでこの学校は終わりなんだな・・って気持ちの方が強かったよ。」

設定が無茶苦茶になってきた…これじゃさすがにバレるかな・・
ってあれ！？
ちょ、二人とも泣きそうな顔してる！！よし！もう一息！！←

「それから、校歌歌って、卒業の歌うたって、卒業式が終わった。その時みんなが泣いていた顔は、いまでも覚えてる。３年生の人がね、『今度貴方達が行く学校は、３人ぽっちじゃなくて、もっとたくさん友達ができる学校に行けるように願ってるよ』って。で、世界各国から人が集まるこの学園の試験を受けたら、見事に受かったの」

もうやけくそだよｗｗ
なんなんだこれｗ

「く、クロムちゃんにそんなことがあったなんて・・・」
「な、なんか、悪かったな・・・・」

「い、いいよ。知らなかったんだもん。あ、俺ちょっと用事があるから帰り・・ますね！では！！」




回想終了。


いや〜にしてもすごい嘘ついたなぁ。
でも私あーゆー嘘つくの上手いかもしれんｗ