二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【ヘタリア】S e a r c h 企画オリキャラ募集中 ( No.488 )
- 日時: 2012/07/15 15:28
- 名前: レディグレイ (ID: A6DUXQK.)
*野外学習へGO!3
「うわ、広っ」
カレーを食べた後本館に入り、各自きめられた部屋に行く。
忘れていたが、思えばあの学園の生徒はみんなお金持ち。
野外学習先のみんなが泊まる本館もそれなりに豪華だった。
そして部屋割りだが、クラス関係なく普段寮で同じ部屋に住んでる人と、同じ階に住んでる部屋の人たちだ。
ちなみに同じ階に住んでる部屋の人ならだれでもいいことになっている。
で、だ。
私はトーニョと、そしてフランシスとギルと同じ部屋になった。
「ほんまやー」
「おお!これがワシキってやつか!!」
そうそう、ここは日本。
もちろん部屋は和式。靴を脱いで上がり、床には畳。そして扉は引き戸。
トイレとお風呂はないが、洗面所がある。
「クロムちゃんとトーニョ、これから五日間よろしくね」
「そーか、五日もあるのかー」
言い忘れていたが五泊六日である。
野外学習にしては長いような気もしないが、まああのお金持ち学園のことだからな。
「あ、窓の外見てみー!なんかあっちで生徒が準備しとる!」
トーニョが窓に駆け寄って手をついて外を除く。
「うわっもうすっかり夜じゃん。え、何々?あっち?」
「あれは・・・キャンプファイアの係生徒だ。そういえばこの後キャンプファイアがあって・・・」
「おおおそういえば忘れてたぜ!俺様トーチやるからお前ら俺のかっこいいとこちゃんと見とけよ!!」
ケセセセっ
「ギルちゃんトーチやったんか〜」
「てかちょっと待って。お兄さんの記憶だとこの後風呂入ってからキャンプファイアで・・・しおり見たほうが早いかな」
・・・・・風呂!?
え、あれw
私ピンチじゃね?
フランシスがカバンからしおりを取り出して確認する。
「『風呂は各自自由に入ってOK.風呂は午前1時まで開いている。ただし一日目はキャンプファイアが始まる前に入っておいたほうがよい』・・・だってさ。あ、ここに風呂の写真がある。」
「どれ〜?見したって」
フランシスがん、としおりを差し出す。
「こ れ は!!えっと、なんやったかなー・・・ろ、ろ・・・・あかん、喉のとこまででかかっとんのに」
「これがあのロテンブロじゃね?普通の風呂もある!てかこれオンセン?っぽいし!」
温泉だと!?
しかも露天風呂もあるの!?
うわー。うわー・・・!
温泉でしかも露天風呂つきってめっちゃいいじゃんか!!
さすがお金持ちの学校・・・!
・・・こう見えても私、お風呂大好き。
ていうか、あれ。
キャンプファイアが始まる前に入っておいたほうがよいってことは、入らなくてもいいってことだよね。
「ギルトーチだし、もうお風呂行く?」
「おう!そうするぜー!ロテンブロ!ロテンブロ!!」
露天風呂ねw・・・って突っ込みたくなったのは私だけだろうか。
「そうやな。もう行こか」
三人が準備をし出す。
え。もしかして皆さんこれはお風呂へ行く流なんですか?
「クロムどうした?準備しないのか?」
NO!それはNO!!
だって私女だよ?女ですよ??
男と一緒に風呂入れとかそんな鬼畜な話があるかってーの。
「おーい、クロムちゃーん?」
今更だけど、私女の子でしたー☆(テヘペロ
・・・ないわー。
うん、ないね。
「クーロムちゃーん?」
「へ?・・・・・・・ひゃあ!?」
トーニョが顔を覗き込んでいた。
やっべ、全然気づかんかった。
「ど、どどどどどうした?」
テンパってるテンパってる。
今自分でもわかるくらいテンパってる。
「どしたん?お腹でも痛いん?大丈夫?」
そ れ だ !!
「あ、ああ・・・。ごめん、ちょっと腹が痛くて・・・。悪いけど、先にお風呂、行っててくれないか・・・?」
「そ、そうか。じゃあ先行ってるな。治ったら来いよ?」
「あ、うん」
「行こうぜ、アントーニョ、フランシス」
よっしゃナイス!
私ナイス!!
お風呂は深夜一時まで開いてるらしいから、皆が寝たころにでも行けばいいか。
ふふふ。温泉と露天風呂めっちゃ楽しみ。
ここまではよかった。
本当に順調に進んでた。
しかし。
「あー。じゃあお兄さんも、クロムちゃんと一緒に待ってよかっな。病人を一人にするわけにもいかないし・・・」
!?