二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【ヘタリア】S e a r c h_....オリキャラ募集中 ( No.58 )
日時: 2011/08/12 21:38
名前: レディグレイ (ID: zwo7k1wR)
参照: http://www.youtube.com/watch?v=rt_pN6BaJyQ&feature=related

*ポジティブっていいよね、うん*



「おぉっ!!これってまさか・・!!」

旧校舎の、生徒会室にて、すごくホコリをかぶった段ボール箱の中から、あの日誌を見つけた。
すごいよ!!大発見って感じ!!

ここで日誌を読もうと思ったけど、やっぱやめた。
外はもう暗くなりかけ。
ギルのせいでちょっと時間食っちゃったし、実は生徒会室を見つけるのもちょっよ時間かかったんだよね・・・。『生徒会室』っていう文字が剥がれててここが生徒会室だって気づかなかった←

て、そんなことはおいといて。
もういいや、段ボールごと持って帰っちゃえ。段ボールから出すのめんどくさいし。

で、段ボール箱を持ち上げようとした・・・んだけど。
「重ッ!!!」
重かったので手をパッと離したらガタンっと力強い音がした。あとホコリ舞った。

「なんでこんなに重いんだ・・・・これ」
でもこんなことで私はへこたれないぞ!←
息を吸って、もう一度、
「ふぬーっ!!」

よし、持ち上がった!!
あとは持ち帰るだけ!!
でもここ3階なんだよね!!!




しぼーふーらーぐぅーー^p^

























「っっはぁ、はぁ・・・疲れたぁぁー!!」
はーい寮の部屋到着ー。
寮の部屋も3階にあるのだw手が真っ赤w

にしても。ここに来るまでに誰にも会わなかったのはなんでだろう。
まぁ誰にも会わなくてよかったとは思ってるけど。声かけられても答えに困るだけだし。

「トーニョごめーん、遅くなってー」
と、一応謝る。

・・・。

あれ?
返事がないぞ。

「トーニョー?おーい」

・・・。
返事がない。
もしかして、いない?

「珍しいなー・・」
と呟きながら、キッチンへ。
「・・・あ。ご飯作ってない・・・」
しょーがないなぁー。と言い捨て、冷蔵庫のふたを開ける。
「あ、材料結構あるじゃん。」
冷蔵庫の中には、野菜等が思っていたより入っていた。野菜のほとんどがトマトだったが。

今日のご飯は冷蔵庫の中にある材料で手短に作れるものにして済ませ、さっさと風呂入ってもう寝るばっかりの格好で自分の部屋で今日見つけた日誌を読もうと自分の部屋の電気をつけた。

「さーてと、よし!読むぞーっ!」
と。気合い入れの一言を言い、日誌に手をかけた。



—————パッ



突然、電気が切れる音がして、部屋が真っ暗になった。

「え、何!?停電っ!?」
ちょっと、停電はものすごく困るんだけど!!

慌てて部屋の外から出たけど、見事に自分の部屋以外は電気がついた。

「なんだよー。電気が切れたの私の部屋だけかよー・・・。」
ついてなー。
いやホントに。いまから日誌読もうってとこだったのに!!
はやく電気変えなきゃなぁ・・今度の休みにでも、見に行こうか・・。(あ、この寮電気とかそーゆーのはセルフサービス)

仕方がないので、あのちゃぶ台の部屋、リビングで日誌を読むことにした。

















「はぅ・・・。眠いっ」
さすがに数時間集中して読んでると疲れるよね。

時計を見ると、11時を回っていた。
トーニョはまだ帰ってきてない。



日誌は今9冊目くらい。

「・・・・って、ん!?」


あ・・・。私ってそうとう馬鹿だったみたい。
・・・・・え、何がって?



日誌を一番初めから読んでいたんだぁぁあああああ!!!!

あ、今のじゃちょっと(かなり)わかんない人もいるよね。
つまり、100年前のことを調べたいんなら、この日誌の一番最後から読めばよかったてこと。


「・・・・私の、馬鹿・・・・・」



あ、でも!!気を取り直してまた読めばいっか。うん、そうだよね。

最初のほうにも言ったかもしれないが、このポジティブさ?は私のいいところだ。













「ただいまー・・・・・・・・って、!?ドチラサマデスカ!?」

トーニョが帰ってくるなり私をみて驚いている。
失礼だなぁ・・・。

「え、俺だよ俺。」
日誌に向けていた眼をトーニョに向けて、ぎこちなく笑う。

「あぁ、なんや、クロムちゃんか・・。もうびっくりしてもうたわ、知らん女の子ぉが部屋に居るー!思うて」

あ、そっか。私今髪伸ばした状態だったっけ。
いやー。この人鈍感でよかったよ。バレてないっぽい。


ぐうぅぅ〜・・。
とお腹が鳴った。(トーニョの)

「あ、そや、俺まだご飯食ってなかったんや」
「ん。キッチンにご飯あまったのあるから。」
「ほんま!?よしゃーっ」

と言いながらキッチンに走っていった。


しばらくして、レンジでチンしたご飯をもって、ちゃぶ台で食べ始めた。

私は日誌を読むのに集中してて、もう自分の世界に入りかけてる頃だった。



「うをっ!!これほんまうまい!!」

「ウンソウデスネ」
と、自分の世界に張りかけている私はトーニョの言ったことをあまり聞いていなかったので棒読みで答えた。

「あ、体育大会って明日ちゃう?」
「ウンソウデスネ」

「せや、俺バイト今日からこの時間なってん。バイト休みの日はええけど、おそくなるかもわからん」
「ウンソウデスネ」
・・・。いまちょっと聞いてたけど、今の私の反応ひどかったかもしれん。

「にしても、クロムちゃん髪結んでないとこ見ると、ほんまの女の子みたいやね」
「ウンソウデスネ」

「もしかしてほんまは女の子ぉだったりするん?」
「ウンソウデスn・・・・!?」
今ので我に返った私は、慌てて、
違う違うと言い切った。

そしたらトーニョは心底楽しそうに笑って。くそ、ハメられた。










それから、日誌を読んでるうちにだんだん私はうとうとしてきて、気づいたら寝てた。



次の日、体育大会当日、私は生徒会で早くいかなきゃいけないのにちょっと遅刻しそうになったのは言うまでもない。