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＊体育大会ぃぃい！５＊


「くっそ！これじゃＡ組とＣ組と余りの騎馬の圧勝じゃねーか！」
「俺たち他クラス勢は日の目も見ぬまま沈むのか！？」

・・・なんて声が聞こえてくる。
まぁ確かにあれじゃ雑魚騎馬はすぐやられるだろう。

でも私のクラスにはあのムキムキがいるじゃないか！

「・・・ってあれ？ルートがいないっ！！」

そういえばあいつ、今年の体育大会運営委員だったような・・・。
忘れてたぁぁあ！！

ダメだ・・・。私のクラスオワタ・・・・・・・・・。




「ど、どうしましょうフェリシアーノ君！！このままじゃ私達のクラスは負けてしまいますよ・・！！」
「ヴェ〜・・・。あ、そうだ！！」


お？なんかフェリがＢ組の皆を呼び集めてる・・。
まだ騎馬生きてたのか。


「みんなみんな！！アレをやろうよ！」
「え、フェリシアーノ君、アレってまさか・・」


ん？アレってなに？

「おお！ついにアレをやるのか！！」・・・なんて声も聞こえてくる。


「ふふ、見ててよ？ヘタレにはヘタレなりのやり方があるんだから・・★」

い、今一瞬、フェリが黒かったような・・！！
あれは幻覚？幻？



と思ったら、何アレ！！


≪超激合身！！！≫


「なにぃい！！」「ウソだろ・・！！？」そんな声が上がる。


『な、なんと！！１−Ｂ騎が合体したあ———！？』
そう、私のクラスの生きてる騎馬が全員合体・・・。

「私のクラスせこっ！！」
あれはさすがにせこいだろ！！

『まるでピラミッド！！騎手は全員頂上！！これでは攻められない！！！』


「何よあれ！！組み直してるんじゃないの！？反則だわ！！」
「ちょ、エリザ。そのフライパンしまえって((汗」

確かにエリザさん？の言う通りだけど、そのフライパンはどっからだしたの・・！？
いろいろツッコみたいよ！！


「ヴェ、騎手の足は地面についてないよ〜？」
「る、ルール上は問題ないはずです、・・・よね？」


さぁどうするよ運営委員・・。
・・・あ、なんか運営委員の生徒Ａがこっち近づいてくる。

「生徒会さん、あの騎馬どうします？」
「え、お、俺！？」

聞かれたぁぁ！！
どうしてそう聞いてほしくないことを聞くかなぁ・・
答えにくいじゃん！！

あ、でも、

「足が地面についていないんなら、・・・・大丈夫、じゃないの？」
そういったら、運営委員の生徒Ａが大会本部に戻っていたった。


「よし！許可する！！」

『ウソ！？・・あ、失礼！通ったぁーー！今年の運営委員は懐が広い！！』
「広すぎだーっ！！」

「ハチマキははるか頂上、か。どう出るか、他のクラス・・・」


「ギルとアントーニョとフランシス！！Ｂ組の合体騎馬の後ろに回って！！」
「え、エリザまさか・・・」
「潰しに行くわ★」
「さすがエリザちゃん肝が据わってるねぇ」
「なぁなぁ、これ終わったらトマト食えへん？家庭科室の冷蔵庫借りて冷やしてんやけど」



「あ。エリザ組が動き出した・・・。」
もう私には何を考えてんのかさっぱり。
・・・・でもないけど。

とりあえずエリザさん、そのフライパンを持ったままは危ないかと・・・。