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・短編？


＊いつかの夏と謎の入り口＊


「ふぁぁ・・・」
眠い目をこすって、洗面器の前に立ち、鏡に映る自分の姿を見て、それから顔洗って、歯磨きして、髪の毛整えて。

夏でも朝方は寒いから薄い長袖の上着を羽織って。


朝四時の街を散歩。



「さすがに四時じゃ誰もいねーか・・」
なんて、呟きながら、公園の自動販売機でジュースを買って。

噴水の周りをたくさんうろついている鳩を遊び心で追い回してみたり。
そのあとあらかじめ持ってきておいた米粒なんかを鳩にやって。

昨日の雨で出来た水たまりを踏んで。
のぞいて。


「・・・ん？」



水たまりをのぞいただけなのにすごい違和感を感じて。



ああ、そろそろ家に帰るか。
今日の朝飯は何にしよう。とか考えて。

さっき感じた違和感なんてもうとっくに忘れて。


よし決めた、今日の朝飯は目玉焼きとトーストとアントーニョからもらったトマトだ！

なんて、独り言を叫んでみたり。


あのバカ弟はまだ寝ているのだろうか。寝ていたらたたき起こしてやろう。
なんて、企んでみたり。


「そうだ、確か今日アントーニョがトマトの収穫するって言ってたような」


なんて、思い出してみたり。






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一番初めが>>85、そのつぎが>>91