二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナズマイレブン〜特別な運命の糸〜 ( No.3 )
日時: 2011/08/03 16:56
名前: 刹那 (ID: Er39FcTT)
参照: http://ncode.syosetu.com./n4959t/

第1話「騒がしい朝」


1人の少女を、水色と青の胴体をしたポケモンが心配そうに見つめる。「深雪ポケモン グレイシア」だ。

グレイシア「グレ〜…」

グレイシアは少女の名を呼ぶ様に鳴き、体を揺する。しかし、起きる気配は全くない。グレイシアは諦めたように溜息を吐き、軽く息を吸い込む。

グレイシア「グレ〜」

グレイシアの口から、白い雪の様な物が出た。

?「寒っ?!」

少女は寒さに飛び起きる。

?「グレイシア!!酷いよ!!」

グレイシア「グレ〜!!」

グレイシアは怒りながら時計を見せる。

?「…嘘ぉっ?!もう7時40分じゃん!!」

少女は飛び起き、30秒で全ての身支度を整えた。←凄いw

?「グレイシア!行くよ!」

グレイシア「グレッ!!」

少女はピンクのローラースケートを履き、家を飛び出す。


彼女は「ティアラ・ケール」明るく元気な中学2年生だ。

ティアラ「50mを5秒台で走った私の実力を舐めるなぁ〜!!」

ティアラは猛スピードで急カーブを曲がる。

ティアラ「嘘っ?!赤信号?!でも、遅刻は絶対にしたくない!!」

ティアラは走る車の間をすり抜けて行く。←危険ですので、絶対に真似しないで下さい


やがて、少し前に自転車に乗った2人の少年が見えた。

ティアラ「ラッキー☆遅刻は免れた!」

ティアラは2人の少年に近付き、声を掛ける。

ティアラ「マーク!ディラン!おはよっ!」

グレイシア「グレ〜♪」

ディラン「ティアラ!グレイシア!」

マーク「…何時に起きた?」

ティアラ「7時40分だよ!」

ティアラは満面の笑みで答える。

マーク「…今、7時45分だぞ?」

ティアラ「5分で追い付いた!!私凄い!!だから、後ろ乗せて☆」

ティアラはピースサインを送る。マークは溜息を吐いた。

マーク「…絶対に信号無視しただろ。」

ティアラ「だって、遅刻しそうだったもん。」

マークはティアラの額にデコピンをした。

ティアラ「痛っ!!何するの?!」

マーク「其れはこっちの台詞だ、信号無視する馬鹿が何処に居る。」

ティアラ「馬鹿じゃないもん!!」

ディラン「なんで寝坊したんだい?」

ティアラ「お父様の帰りを待ってた。でも、朝の6時位に寝ちゃった。」

ティアラは眠そうに欠伸をする。

マーク「…乗るか?」

ティアラ「うん!あっ、コンビニ寄って!朝ご飯、食べてない。」

マーク「…お前、本物の馬鹿だろ。」

ティアラ「馬鹿じゃないもん!!此の前の中間だって、学年で5位だったもん!!」

ティアラは膝に乗せたグレイシアを撫でながらそう言った。

マーク「そう言う意味じゃなくてな…」

ディラン「ティアラって超天然だよねwww」

ティアラ「???」


〜コンビニ〜

ティアラ「10秒で買って来る!!」

ティアラは猛ダッシュでコンビニに入った。

ディラン「ティアラって、結構謎だよね。」

マーク「はっ?」

ディラン「だって、アメリカに来る前の話とか全然しないし。」

マーク「確かにな…」

ディラン「何時も着けてるペンダントだって見せてくれないし。」

マーク「確かに… グレイシアは何か知ってるか?」

グレイシア「グレ〜?」

マーク「…知らないみたいだな。」

ティアラ「お待たせっ!!」

ティアラはマークの自転車に乗る。

マーク「自分の物みたいに乗るな。」

ティアラ「良いじゃん、幼馴染みだし。」

マーク「あのなぁ…」

ティアラ「そんな事より、遅刻するよ〜!!」

ティアラは片手でサンドイッチを食べる。もう片方の手はグレイシアにポケモンフーズをあげている。


此れがティアラの日常。だが、此の時は未だ知らなかった。些細な事で、彼女の日常が大きく変わってしまう事を…