二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナズマイレブン〜特別な運命の糸〜参照300突破!! ( No.84 )
日時: 2011/08/12 15:24
名前: 刹那 (ID: Er39FcTT)
参照: http://ncode.syosetu.com./n4959t/

第11話「ラティアの秘密・後編」


フィディオ「…其れって… 記憶喪失…?」

ラティア「…分かり易く言えばそうね。」

フィディオ「…原因も分からないんだ。」

ラティア「記憶喪失になる直前の事も覚えてなかったからね。」

フィディオ「…じゃあ、イタリアに来る前は…」

ラティア「日本に在るお日様園と言う孤児院に預けられたわ。3ヵ月程前に、ティナお姉様に引き取られたけど。」

フィディオ「じゃあ、ティナさんとラティアは…」

ラティア「義理の姉妹って事になるわね。」

フィディオ「…御免、悪い事聞いちゃって…」

ラティア「…私が話したかったから、話しただけよ。」

フィディオ「ラティアが記憶喪失って事、ティナさんと玲名は勿論知ってるんだろ?」

ラティア「知らないわ。」

フィディオ「えっ?!」

ラティア「私の過去を話す何て、貴方が初めてよ。…言っとくけど、誰かに話したら殺すから。勿論、玲名やティナお姉様でもよ。」

ラティアは銃をフィディオに向け、そう言った。

フィディオ「絶対に誰にも言いません;」

ラティア「…宜しい。」

ラティアは銃をポケットに入れる。

フィディオ「…そう言えば、ラティアって何時もペンダント着けてるのよね。」

ラティア「えぇ。此れは、私が記憶を失う前から持ってたらしいの。でも、此れは幾ら貴方でも見せられないわ。」

フィディオ「何で?」

ラティア「此のペンダントは、少し厄介なのよ。」

ラティアはそう言うと、ピアノの前に座り、ノクターンを弾き始めた。フィディオもラティアの隣に座る。

ラティア「…私が如何して芸能界に入ったと思う?」

フィディオ「歌やダンスとかが好きだった… から?」

ラティア「其れも有るけど… 1番大きな理由は分かる?」

フィディオ「…分かんないや。」

フィディオは苦笑気味に答えた。ラティアはノクターンを弾き続ける。

ラティア「ご両親に気付いて欲しいから。」

フィディオ「えっ?!」

ラティア「私が世界で有名になれば、ご両親が会いに来てくれるかもしれないからよ。『私は此処に居る。』って合図を送ってるの。」

フィディオ「其れで… ご両親から連絡は?」

ラティア「…1度もないわ。でも、私は信じて合図を送り続ける。何処かで、ご両親が生きてるって信じてるから。」

フィディオ「ご両親、見つかると良いな。」

ラティア「えぇ。…最も、其の人が本当に私のご両親か如何かは分からないけどね。」

其処で、ノクターンが終わった。其の時、1時間目を終えるチャイムが鳴った。

ラティア「…1時間目、さぼっちゃったわね。」

フィディオ「…そうだな。」

ラティア「教室に戻りましょうか。」

フィディオ「ああ。」

フィディオはラティアに手を差し出す。ラティアは、其の手を優しく握った。




相変わらず超グダグダwww←笑ってる場合じゃねぇよ