二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナイレGO 〜味方になれない俺でも〜 ( No.17 )
日時: 2011/08/18 15:40
名前: 流翠 ◆JwI8YyfJDc (ID: UE6W7gUy)
参照: はやく試合かきたい…

   —第五話—











雷門中から離れた商店街。

ここを急いで走っている雷門のユニフォームを着た少年がいた。

髪はピンクのツインテールなので少女に近い、美少年である。

名は霧野蘭丸。用事があり、遅れて練習に行こうとしていた。

それもそのはず、1週間後には大事な試合があるのだ。


 「あと30分もしない内に、練習が終わるかもしれないな」


その時、蘭丸は驚きの光景を目にした。目の前をこちらに向かってきている少年————




















     神童!?

神童が練習を、サボるとは——

声はかけられずに、そのまま通り過ぎた。

幻か……? 蘭丸は我に返り、また走り出した。

















雷門中グラウンドの隅で、拓人は剣城に呼ばれていた。


 「なんだ? 剣城?」


剣城はそっと口を開く。


 「お前、弟がいたのか?」


拓人は驚いた。俺に…………弟がいる!?

時間の誤差を拓人、いや神童家は知らなかった。

その誤差が突然起こったためだった。


 「俺に弟はいないぜ。どうしたんだ、剣城?」


剣城は拓人の目を見ていた。










水色じゃない。

剣城が喋ろうとした瞬間、遠くで誰かが叫ぶ声が聞こえた。


 「みんな……神童が、さっき商店街にいたんだ」


蘭丸が叫んだ声だった。

友人の蘭丸が来て、拓人は喜んでいなかった。




























俺が商店街にいただと…………!?