二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 〜フィフスセクターからの刺客は神童〜 イナズマGO ( No.20 )
日時: 2011/08/18 16:50
名前: 流翠 ◆JwI8YyfJDc (ID: UE6W7gUy)
参照: はやく試合かきたい…

   —第六話—










拓人と剣城は慌てて、みんなが集まっているグラウンドに走っていく。


 「霧野先輩、キャプテンならあそこにいますよ」


天馬が指をさした方向には、拓人と剣城が走って来ていた。


 「俺に内容を聞かせてくれ!」


拓人は蘭丸にたずねた。しかし、蘭丸が口に出すよりも早く、剣城が答えた。


 「俺はお前の双子の弟に会った。名前は神童シアンと言っていた」


神童……シアン!?

拓人には聞いたことがない名前だった。

剣城に続いて蘭丸も話す。


 「俺もその、神童シアンに会ったのかもしれない……。商店街を歩いてたんだ」


そして天馬は嬉しそうに喋る。


 「ここに来てたってことは、そのシアン先輩もサッカーしに来たんじゃないですか?」


剣城は今の一言で思い出した。

そいつは俺の「デスソード」を止めた。そして————


 「そいつはシードだ」


みんな驚いていた。1番驚いているのは、やはり拓人だった。







俺に双子の弟がいて、その神童シアンはシード……。

何の目的でフィフスセクターにはいったんだ……。

ここで三国が口を開く。


 「神童、今はそのことは忘れよう。来週には試合があるんだ。

   それに、本人は知らないんだ。誰かの罠かもしれない」


拓人の顔が少し明るくなった。


 「そうですね……。よし! みんな、今のことは忘れて練習に集中しよう!」


みんな練習に戻った。

しかし、蘭丸と剣城は少し不安そうだった。