二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 〜フィフスセクターからの刺客は神童〜 イナズマGO ( No.24 )
日時: 2011/08/19 13:25
名前: 流翠 ◆JwI8YyfJDc (ID: UE6W7gUy)
参照: はやく試合かきたい…

   —第七話—











数時間前のフィフスセクター。

ここでは波乱の展開が起こっていた。


 「どうしてですか! 違うチームには入れないのですか!?」


感情が入った声が、部屋の内部にこだまする。

薄暗い中で、紫闇ともう一人の男が話している。

彼は、フィフスセクターのトップ。「聖帝」と呼ばれており、名前はイシドシュウジ。


 「答えてください!」


ちょうどこの時、紫闇が送られる中学校が決まっていた。
















しかし、その中学校は「雷門中」。

紫闇がシードになったのには理由がある。








双子の兄、神童拓人に一目でいいから会いたい。

いっしょにサッカーしたい。



そのかわりに、紫闇はシードとして、送られた中学校を徹底的に叩き潰す。

その中学校が、ボロボロになるまで。

そのために、紫闇は少しずつサッカーを鍛えていた。







 「雷門中が、命令に従わないからだ」


イシドシュウジは答えた。


 「だからって、俺が……雷門中に行くんですか?」


紫闇はイシドシュウジを睨む。


 「逆らえば……どうなる?」


紫闇は、一気に顔が強ばった。

逆らえば————





















俺は————





















二度と拓人に会えなくなる。





紫闇はイシドシュウジの顔を見る。

この契約があるかぎり、組織には逆らえない。

紫闇はもう一度、イシドシュウジの顔を見て決断した。


 「雷門のシードとして、雷門中を…………敗北させます……。」


紫闇には、まだ不安な気持ちがあった。