PR
二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 〜神童はシード!?〜 【剣城 vs 紫闇 更新】イナズマGO ( No.47 )
- 日時: 2011/08/26 12:51
- 名前: 流翠 ◆JwI8YyfJDc (ID: UE6W7gUy)
—第一話—
「何故、雷門を勝たせた?」
聖帝、イシドシュウジは紫闇に聞く。
しかし、紫闇は黙ったままうつむいていた。
俺はフィフスセクターを裏切ってしまった。
————俺はフィフスセクターを信じる。
————俺は雷門のサッカーを信じる。
2つの選択肢。紫闇はどちらも選べなかった。
フィフスセクターを信じれば、俺は拓人と一緒にいれる。
でも、どんなに力を上げていても、優勝はできない。
雷門のサッカーを信じれば、決勝戦で相手と全力で戦える。
しかし、拓人と俺の命は————。
ここで、紫闇は重大なことに気が付いた。
雷門のサッカーを信じても、拓人と一緒にいれないわけじゃない。
逆手に取って、シードをやめればどうなるのだろう。
2人とも無事に、全力でサッカーができるのではないか?
しかし、今の紫闇にやめることなど許されなかった。
イシドシュウジは紫闇の顔を見て、一言いう。
「次の試合、いわば決勝戦。シードの実力を見せてくれ」
そして、紫闇はフィフスセクターを後にした。
————円堂監督と同じことを言っている気がした。
決勝戦、どちらを信じるか。
どちらを裏切るか。
————紫闇はとっくに答えを出していた。
PR