二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【銀魂】真選組女中ですけど。【ギャグ99%】 ( No.11 )
- 日時: 2011/08/09 11:52
- 名前: いちか ◆iK/S6sZnHA (ID: H4NN94uP)
「何で付いてきてんだお前」
「女中ですから☆」
08)仲の良い友達とお泊りする時は絶対夜更かしするよね
パトカーから降りた私たちの前に建つ、大きな建物。
「ホテル池田屋…ほォ、今日はここにお泊りですか?」
「んなわけねェだろ! この中にテロリスト共が逃げ隠れてやがる」
テロリスト…ていうか、それって銀さんたちのことだよね? テレビばりばり映ってたよ?
「あっ、そいで私は何をすればッ」
「何もしなくていーんだよ! まず付いてこなくてよかった! 此処で待ってろ」
「えー…イヤだ」
「誰に向かって口聞いてんだコラ」
「……(タバコ臭ェ)」
私が土方さんに胸倉を掴まれていると、山崎さんが現れる。
「…何してるんですか。土方さん、奴らはホテルの十五階の一室に隠れています」
「そうか」
その言葉と共に、胸倉を掴む手が取れる。
ていうか部屋まで分かっちゃったらもう隠れてるとか言わないじゃん。
「よしお前ら、いくぞ!」
土方さんのかけ声と共に、隊士の皆がホテルに駆け込む。
刀を構えて、バズーカを構えて。
ちょこっと沖田さんの姿が見えたけど、他の隊士で見えなくなってしまった。
ていうかまた私置き去り!?
なんだよ土方アノヤロー!!
今日の晩飯マヨじゃなくて塩にしてやる!!
「こんにゃろォォォォ!!」
隊士全員が乗り込んでから私も入ったが、
見ると皆は階段を上っていっている。
「まァあんな人数ですものね。では私はエレベーターを利用させてもらいましょうウフフ」
十五階だしねー、レディにとったら階段は辛いよ。
***
チーン
「ほい、着いた!十五階!」
ほれ見ろ、土方さんのノロマ! ノロマヨ!
「私一人で銀さん達捕まえて手柄もらっちゃおうかな」
なんて冗談ですけどね。
原作の主人公とやらを今度はまじまじと見たいだけです。
「んー…この部屋かな?」
がらり、と戸を開けると。
「元々お前の居場所はここだったはずだ………、ぬ?」
・・・ん?
振り返った黒髪ロングの男の人と目が合った。
部屋の皆さんも私を凝視している。
アッ、銀さんに神楽ちゃんにメガネくん!
モノホンだァ!!
モノホンを見て心の中で騒いでいると
「何者だ!」
、とカチャリと刀に手をかける黒髪ロング(桂さんかな?)の姿。
「エッ! え、えと、私は……いやあの決してくせ者とかじゃなくてですネ!?」
慌てて手をパタパタして言い分を考えていると。
「ぎゃふっ!!」
バンッ!!と後ろから何者かに蹴り外された襖に頭を打ち、そのまま襖の下敷きになる。
「御用改めである。神妙にしろテロリスト共!」
この声は…
土方さん!
やっと来たかノロマヨ!
———って、
「しっ…真選組だァっ!!」
「イカン、逃げろォ!!」
「一人残らず討ちとれェェ!!」
ちょッ…!!
私の予想した悪い予感が…
「ぐえェ! ちょ、私下敷きに…気付け!気付け隊士共ォ! 踏むなッ…ぐォォ」
襖の下敷きになり見えなくなった私に気付かず、真選組の隊士は容赦なく襖(私)を踏んで部屋の中に入る。
ヤバい、内臓が出る、出るから!