二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【銀魂】真選組女中ですけど。【ギャグ99%】 ( No.15 )
- 日時: 2011/08/09 21:28
- 名前: いちか ◆iK/S6sZnHA (ID: H4NN94uP)
「あー…タンコブできてなかったし」
10)焦れば焦るほど時間は早く進んでく。ような気がする。
「出てこないじゃないですか土方さん…私待つのって苦手なんです」
「じゃあ最初から付いてくんなっつったろーが!」
「俺土方さんが副長っての生理的に無理なんでさァ」
「今関係ねェだろ!」
土方さん青スジが…。
何? ほんと怒りんぼだなァ。
冷静にいこうよ冷静に。
沖田さんもふざけたことは言ってるけど目は集中してる感じだからね。
「土方さん夕方のドラマの再放送始まっちゃいやすぜ」
「やべェ、ビデオ予約すんの忘れてた」
「あ、私予約しましたよ。“渡る世間は鬼しかいねぇコノヤロー!!”ですよね」
「マジでか鈴。お前こういうときは役に立つんだな」
「は? 他にも役に立ってるでしょう?」
まるで女中としての仕事はダメダメって言ってるもんだよな土方コノヤロー。
まァ今銀さんたちがでてきたら録画しなくてもギリギリリアタイでみれそうだけど…出てこい。
「私ちょっとばかし見てきますよー中の様子。タンスなんて上ればなんとか見えるんじゃないですかね」
そう言って襖に近づいてったその時。
ドゴォォォンン!!と、向こう側から襖が飛んできた。
ま、まままさかまたッ……
バスッ!
「デジャブゥゥゥ!!」
やっぱり!
また下敷きなった!!
あ、でも今度は誰にも踏まれない、よっしゃ出れそう…、ん?
「あ、鈴、上からタンスが」
「いっぎゃあああああ!!!??」
沖田さんが言った頃にはもう遅く。
ドォォォン!!
と、襖の上から更にでっかいタンスの下敷きになる。
「た、たすけて沖田さん!」
「悪ィ、俺ァ爆弾魔追うんで」
「え!? 爆弾魔より仲間助けろよ、ちょッ…じゃあ土方さん!」
「そんくらい自分で何とかしろ」
「できるかァ! 女子にタンス持ち上げろと!?」
何て言ってるうちに、二人とも何処かへ行ってしまった。
薄情者ォォォ!! 二人とも今日の晩ご飯は塩だ!
うっわ泣きそう! 真面目に泣きそう! ナニコレ!
必死に抜け出そうとするものの、やっぱり重くて抜け出せない。
付いてこなかったらよかったァァ!
と、そのとき。
「…鈴ちゃん?だよね? 何してんの?」
「アッ…ザキさん!!」
私の顔を覗き込む山崎さんの姿があった。
「助けてー、これ二回目なんですよ」
「二回も下敷きになったんだ? しかし大きなタンスだなァ…ちょっと待ってね」
見えないけれど、山崎さんの掛け声からしてタンスをどうにかしてくれてるんだろう。
段々上からの負担がなくなってくる感じがする。
「よいっ…しょッッ!! 大丈夫?」
「ありがとーございますッッ!! 何でしょうかね、ザキさん地味なはずなのに今キラキラしてます!!」
「それ喜んでいいの? まぁ助かったから良しとs
ドガァァァァァン!!!
…え?」
「爆発音…? 別の場所でテロですかッ?」
「いや違うと思うけど…そういえば何か爆弾魔の一人が爆弾持ってウチの隊士追い掛け回してたな…」
「…ついに真選組をターゲットにしたわけですか?」
「とにかく音がした方に行ってみようか」
- - -
「土方さん!」
「お、やっぱ一人でも抜け出せたんじゃねェか」
「ふざけんな! あんたらが薄情だからザキさんに助けてもらったんですゥ!! …それより今の爆発は?」
すると土方さんは窓の外を見た。
「よく分かんねェけど…自分で空に放り投げた」
「?」
窓の外をみると、
向かいにある建物の垂れ幕にしがみ付く銀さんの姿が。
「…何故に髪量倍増してんの?」
***屯所
「沖田さん、ノロマヨさん、始まっちゃいますよ!」
「おう!」
「てめェ鈴ノロマヨっつったか!?」
ポチッ
〜ほのぼのドラマ 渡る世間は鬼しかいねぇコノヤロー!!〜
主演 小泉ピン子
…プツッ
「この時間は予定を変更して報道特番をお送り致します……」
「「「………」」」
(( 土方死ね! ))
( お前らが死ね! )