二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【銀魂】真選組女中ですけど。【ギャグ99%】  ( No.16 )
日時: 2011/08/10 13:21
名前: いちか ◆iK/S6sZnHA (ID: H4NN94uP)



「え? テレビ?」


11)少しでも特別なことがある日には可愛いパンツを穿いたりする。


私が買い物から帰ってきたと同時に、屯所の門から知らない人数人が出て行った。
軽く挨拶はしたけど、隊服じゃなかったから…真選組の人ではないだろう。
…こういうのは聞いてみるしかないです。

丁度屯所を入ったところに土方さんがいた。

「土方さん」
「おう、帰ってきたのか」
「はい。今日マヨネーズ安売りしてたんでいつもより多めに買ってきました。…それより、さっきの人たちは?」

すると、土方さんはタバコを吸いながら興味なさげにぽつぽつと喋る。

「あー…なんか真選組をテレビで取り上げさせてくれってよ」
「凄いじゃないですか! うはァァ! どんな番組なんですか?」
「よくわからねぇが、密着するらしい」
「密着24時ですか!」
「多分それ」

うわーすごい!
こういうのってあるんだね!

ということは…私も出れる?

「撮影はいつですかッ?」
「…なんでそこまで言わなきゃならねェんだよ」
「いいじゃないですかァ!」
「…明後日だよ。つーかはやく買ってきたもん冷蔵庫いれとけ! それに仕事まだ余ってんだろ」
「今日は乾いた洗濯物取り込むのと晩ご飯作るだけで終わりですゥ」

それだけ言うと私は甚平の袖を翻して台所へと向かった。
テレビ出演、明後日、密着24時!
どうせ近藤さんとか土方さんとか沖田さんがメインなんだろうけど頑張って私も映ってやるもんね!

たっのしみだなァ〜♪


 ***

パンパンッ、ビリッ!

「あ…破れちゃった。まァ山崎さんのシャツだしいっか」

そう呟いてカゴに入れようとすると。

「…鈴ちゃん」
「うわッ、山崎! いたんだったら声かけて下さいよ!」
「今呼び捨てにしなかった? ていうかたまたま通りかかったら鈴ちゃんの大きな独り言が聞こえたんだけど」
「へ? 山崎さん超カッコいいって独り言ですか? やだなァ聞こえてました? 恥ずかしーッ!」
「そういう嘘を易々といえる鈴ちゃんは凄いよ」

け、わかってんのかい!
これだから監察はダメなんだよ全く……

あ、そーだ。

「山崎さん知ってます?」
「普通に話変えるんだね。…何のこと?」
「真選組がテレビに取り上げられるってことです!」
「ああ、副長から聞いたよ。監察って自分で言うのもなんだけどちょっとかっこいいし地味にでも映れるんじゃないかな」
「安心してください、ザキさんは映らないと思いますから」
「さっきの話聞いてた?」





 ( 真選組女中、楠木鈴! って紹介されたいなァ )