二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【銀魂】真選組女中ですけど。【参照600超え…だと…!?】  ( No.163 )
日時: 2011/08/25 22:51
名前: いちか ◆iK/S6sZnHA (ID: H4NN94uP)


「第35回、チキチキーふんどし仮面をつかまえろーだーいさーくせーん」

銀さんのその一声で、全ては始まった。


46)人を不幸にするためなら人はどんな手段でも使う。


↑の作戦の実行委員らしい近藤さんが、皆の前に出て何やら挨拶を始めた。
チラチラとお妙さんを見る目がとてつもなく怪しい。

「ていうか、何で真選組までいるんですか?」

新八くんが隣の沖田さんを見て言う。
何でって、決まってるじゃないか。

「復讐でさァ。ね、土方さん」

後ろを見れば、目を閉じて座り込む土方さん。左手は刀の柄を掴んでいる。

「土方さんにほどこしパンツを贈るたァ、バカなことする奴がいたもんだ…」

そう言いながら沖田さんは懐から先ほどのパンツを取り出してみせた。
すると、思い切り目を見開いた土方さんは、一瞬でそのパンツを斬り刻んでしまった。
(いや…でも、それ…どっかで見た気が、)

「許さねェ…!!」

瞳孔かっぴらいてんよお主。


***


何故か作戦名が、ドキ!女だらけのふんどし仮面をつかまえろ大作戦に変わり、仕切り直し。
今回の作戦は、お妙さんの全面協力のもと、おとり作戦をするらしい。
そのおとりってのがお妙さんのパンツで。それで犯人を誘き寄せ、叩くらしい。
つか近藤さんがすっげェ鼻血出してたな。


「…で、なんで甚平女までいるんだ」
「私もちょいと納得出来ないことがありましてね」
「何? お前もパンツ盗まれたの?」
「いいえ、全く。それに腹が立つんですよ」

皆が庭でトレーニング(犯人を血祭りにするための)に勤しむ頃、
私は頭に白いハチマキを巻きながら隣にいる銀さんと話をしていた。

「何だって私のパンツ盗らねェんだド畜生…!」
「もこもうさちゃんパンツはいらねーよな」
「だから何で知ってんですか!」
「沖田くんから聞いた」

何話してんだあのヤロー!
沖田さんを見やると、何か大きな風呂敷を広げていた。
何だあれは、地雷…?

「何それ地雷ですか? 地雷ですよね?」
「そうでさァ。ほら、鈴も埋めなせェ」
「勿論ですよ!」

ふふ、これで犯人ぶっとばしてやらァ!
地雷片手にどこに埋めようかと庭を歩き回っていると。


「ぶほゥ!!」

ガシャン!という音がして、何か硬いものにぶつかった。

「ごめん鈴ちゃん、大丈夫?」
「いってー…ザキさんあんた何着てんですか…」

何その鎧めっちゃ重そうだよ。







( 鈴の奴なんか俺ら以上にやる気満々じゃねーか。地雷持ってルンルンしてやがんぞ )
( 自分のパンツが盗られなかったことに腹立ててんでさァ )
( なんだそれ… )