二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【銀魂】真選組女中ですけど。【参照700突破!】 ( No.168 )
- 日時: 2011/08/25 22:52
- 名前: いちか ◆iK/S6sZnHA (ID: H4NN94uP)
「 アッハハハハハハハハハハハハハ!! 」
「あっアイツは!!」
48)まァるくおさまればそれでいいんだよ。
「滑稽だ、滑稽だよお前ら。何だか俺のために色々用意してくれたようだが、無駄に終わったようだなァ!」
うわうっぜ! ブリーフ一丁のくせにうっぜ!
「最悪だァァァ! 最悪のタイミングで出てきやがったァァァ!!」
新八くん今日はやけに叫んでるね。まぁいいけど。
「そこで指をくわえて見ているがいい。己のパンツが変態の手に渡る瞬間をな!!」
自分で変態って言ってんじゃんあのおじさん。
ふんどし仮面がお妙さんのパンツを盗ろうと屋根を滑ると。
「…あっ!」
原田さん達がふんどし仮面の前へ現れ出た。
「そっちにいたんだ…」
「こんなこともあろうかとってやつでさァ」
ふんどし仮面が逆方向へ走ると、
ガシャン、と音を立てて鎧を身に着けたザキさんがラケットを振り上げながら現れた。
「おー山崎ィ! ぶちのめしたれェ!」
「了解しました副長!」
そんなザキさんもむなしく、鎧の仮面で前が見えなくなり、
よろけたザキさんはごろごろと転がって原田さん達にぶつかり→落ちて爆発(地雷)。
「ははははは! 愚かなり真選組!」
ふんどし仮面は何とも身軽にさっさとパンツのもとへと移動し、床に足をついた。その瞬間。
ピピピッ
— ドォォォン!!
「…床の下にも、地雷をセットしておいたんですね」
「そうみたいだな」
…だが、爆風で飛んだひらひら舞うパンツを、ふんどし仮面はしっかりと掴んだ。
「ふふふ…甘いよ。こんなものじゃ…俺は倒れない。全国の変態達が俺の帰りを待っているんだ…」
「!」
ボロボロになりながらも立ち上がったふんどし仮面は、何故か漫画の主人公のようだった(ブリーフ一丁だけど)。
「こんなところで負けるわけにはいかん! ふんどし仮面の名誉にかけて、彼らの元へ戻らねばいかんのだァァ!!」
「待てェェい!」
スーパーサイヤ人のような気を発する変態の足を、
可哀想に鼻血が出ている近藤さんがガシリと掴んだ。(てか生きてたんだ)
「汚ねェ手でお妙さんのパンツを触るんじゃねェ! 俺だって触ったことねェんだぞチクショウ!
万事屋! 何やってんだはやくしろォ! 今回はお前に譲ってやるよォ!!」
「言われなくてもやってやるさ。しっかり掴んでおけよ、そいつの毛むくじゃらの足をよォ!」
そう言って銀さんが木刀片手にふんどし仮面の元へ走っていった。
「うおおおおおおおおおァァァ!!」
あれ、銀さん忘れてる?
ピピピッ
「あ」
—ドォォォン!
「うわー最悪…」
これが原作の主人公かよ。
「ね、お妙さ……あれ?」
さっきまでいたはずのお妙さんがいない。
自身の足を掴んでいた近藤さんを蹴り飛ばした変態は高らかに笑った。
「フッフッフッフ! 最後に笑うのはやっぱり俺」
「女をナメるんじゃねェェェェェ!!」
更にクルクルの頭と化した銀さんを踏み台に
薙刀を掲げ変態へと飛び掛かるお妙さんは、ここにいる男らなんかよりずっと男らしかった。
「うあァァァァァ!!!」
***
「…あれ、結局残ったの私たちだけ?」
神楽ちゃんと新八くんは勝利を掴んだお妙さんに駆け寄って爆発したし。
まだ爆発していないのは私と土方さんと沖田さんだけだった。
「土方さん。実はほどこしパンツ、俺の仕業でさァ」
「何だと!?」
「そのパンツも鈴のものですし」
「…あァ!!」
や、やっぱり!
あのパンツどっかで見たことあると思えば…自分のだったよ。
じゃあ、その私のパンツは……そうだ、
「土方さんに斬られ……」
あ。
「コラァァ!! 待てェェェ!!」
刀を抜いて沖田さんを追いかけだす土方さんを私は追いかけた。
「お前が待ちやがれ土方ァァ! なに私のパンツ斬り刻んでくれとんじゃワレェェェ!!」
そんな追いかけっこにもすぐ終止符が付いて。
ピピッ
「「「ん」」」
—ドォォン!!
( 結局、生き残った者は誰一人として無く )