二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【銀魂】真選組女中ですけど。【ギャグ99%】  ( No.18 )
日時: 2011/08/11 12:20
名前: いちか ◆iK/S6sZnHA (ID: H4NN94uP)



『はァい皆さん起きてくださいもう3時ですよー!』


んだよォ…まだ眠いっての…
つーか3時って朝? 朝なの?

真選組の皆は、拡声器越しに響き渡る女中の声を無視するように布団にもぐりこむ。
あと1時間くらいは寝れるじゃねーの……


『起きないと今日の朝ごはんはマヨネーズ単品10本になりますよー!!』


おはようございまァァァァァァす!!


13)修学旅行2日目の朝は誰か一番はやく起きるとか競ったりする。


「…あれー?」

脅しで皆起きたはいいものの、土方さんと沖田さんの姿が見当たらない。
もうみんな朝ごはん(普通の)食べてるってのに。
まだ寝てるのか? まったくこれだから上の位につく人は!

「佐藤さん、私マヨとサド起こしてくるんでご飯つぐのお願いします」
「はいよ…」

目が3分の1しか開いていない先輩女中の佐藤さんにしゃもじを手渡し、
早歩きで沖田さんの部屋に向かった。

***


「沖田さん、おはようございます鈴です。起きてますか?」

……
襖越しに声をかけてみるものの、返事がない。
微かにいびきが聞こえてくる。

軽く失礼します、と呟いて部屋に入ると
布団に横たわる沖田さんの姿があった。

「沖田さん起きてください」
「…クカー…」
「おーい、起きてくださーい…」
「……グゥ」
「起きろサド」
「うるせェ豚」

!?
起きてた! 起きてたよこの人! 豚っていわれた!

「…起きるにはまだ早いだろィ」
「いいじゃないですか沖田さんいつも寝てるんだから。
 早く隊服に着替えて朝ごはん食べてくださいね! それじゃ次副長起こしてくるんで!」

バタンッ、と勢いよく襖を閉めて土方さんの部屋へと向かった。
閉める音のせいで沖田さんの呟きなど耳に入らなかったが。


「…何でィその服」


***

「土方さーん鈴ですゥ入りますねー」

間髪入れずに襖を開ける。
もう面倒くさいからね。文字数とか色々。

向こうに背を向けて横たわる土方さん、何してんだろ。
寝てるフリがバレバレなんですけど。かっちんこっちんに固まって息してないよね?

「あの、土方さん起きてるなら早く朝ごはん食べにきなさいな」
「……」
「知りませんよ朝ごはん無くなりますよ」
「………だろ」

ぼそっと土方さんの声が聞こえた。

「え?」
「起きなかったら朝飯マヨ10本なんだろ、足りねェけど」
「……」

うっわー、聞いてたんだあの脅し。
そうだ土方さんにとっては逆に嬉しいんだった。そうだった。
てか足りねェけどって何?

「いやあれ何ていうか終了しました」

そう言った瞬間、土方さんは物凄い速さで起き上がる。

「終了した!? 俺の他に起きなかった奴が食ったのか!?」
「え、えーと…まァ…えと…」
「誰だそいつ! 今すぐぶった斬ってやらァァァ!!」
「ちょ、落ち着けコノヤロー!! これだからマヨラーは!」





・・・

( 落ち着きました? )
( …。その服なに? )
( え? 巫女服(ミニVer.)です )
( なんで? )
( テレビに映るから甚平じゃアレかなと思って。
  今日皆さん3時に起きてもらったのも気合入れとかなと思って… )
( … )