二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【銀魂】真選組女中ですけど。【ギャグ99%】  ( No.19 )
日時: 2011/08/11 21:08
名前: いちか ◆iK/S6sZnHA (ID: H4NN94uP)



「つーか撮影夜からだから」
「…え?」


14)ラケットの網目部分を顔に当てて遊んでいた時代がある。


「なんっだァ! 夜からかよ騙したなコノヤロー!」
「別に騙したつもりはねェよ」
「…ったく、早起きした意味ないじゃないですか…」
「……。つか出ていけ」

え?
なんで?
折角だから布団押入れに直そうとしてあげたのに。
女中として気を利かせようとしたのに。

「何でですか」
「着替えるからに決まってんだろ」

……

「ぷっ」
「てめッ何笑ってやがる!」
「土方さんのすっぽんぽんなんて興味も糞もありませんよ!!アッハッハ」
「ムカつくな! すっぽんぽんてマジで全裸みてェな言い方すんじゃねェ!! とっとと出てけ!」

ぽいッと副長室から投げ出される。
ナニコレまた投げ出された! この前も投げられた気がする! 気のせいかな!

ったく、マジで興味ないってのにおませさんなんだからー。



***



昼下がり。
撮影が楽しみすぎて今日の仕事全部終わらしていた私は限りなく暇で。
どこかに出かけて暇つぶしでもしようかと……

「あ、鈴ちゃん。どこ出かけるの?」

げ、ザキヤマ。
地味に現れやがって…。

「ちょっと暇なんで…。てかザキさん何やってんすか」
「何って、見ての通り! ミントンさ!」
「…へぇ。じゃ、私行きますんで」
「え!? それだけ!? 関心持ってよ!」
「持つも何もないでしょうが」

片手にラケットを持ったザキさんに片手で止められる私。
ちくしょー放せコノヤロー!

「…じゃあちょっとラケット貸してください」
「えっ相手してくれるの!? 嬉しいなァはい」
「ほォ…このラケット…なかなか使い込まれていて…」
「味が出てるでしょ? それより始めy」
「とっても素敵デスネ!!」


バキッ(←ラケットを折った音)
ギャアアアアアアアア…(←ザキの悲鳴)