二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【銀魂】真選組女中ですけど。【ギャグ99%】  ( No.25 )
日時: 2011/08/24 23:19
名前: いちか(ひめねずみ) ◆iK/S6sZnHA (ID: H4NN94uP)


「あれ? 近藤局長は?」
「あぁ、そういえば…」
「どこへ行ったんだ?」


16)アレを仕掛けるときは忘れて自分が引っかからないように注意!


しばらくして土方さんや隊士らが中から出てくる。
捕まらえた攘夷志士は何やらトラックのような車に乗せられていた。
その車の上にさっきの近藤パネルが立っているわけですが。

「土方さん、お疲れ様です。カメラばりばり映ったんでしょうね」
「別にテレビなんざどうでもいい」
「またまたァ! さぁさどうぞお乗りになって下さいませ」

そう言って私は土方さんをパトカーの中へと導いた。

「何だ、ヤケに態度がいいじゃねェか。さっきまでテレビに映りたい云々騒いでたくせによ」
「あ〜それは私も大人ですからね。よくよく考えた結果ですわウフフ」

ほんっとに、ねぇ。
いつまでも子供じゃないんですよ私。

山崎さんが運転席につき、沖田さんが後ろの席に座っている。
土方さんには何としてでも助手席に座っていただきたい。

土方さんは私と沖田さんの笑みに気付かず、助手席に腰を下ろす……


 ブゥーッ


「「「「……」」」」

「「あっはっはっは!!」」

笑いを堪え切れなかった私と沖田さんは腹を抱えて笑った。
ひじっ…土方さんがブーブークッションに引っ掛かりやがった!!

「土方さん何やってんすか! 折角かっこよく攘夷志士取り締まったってのに!」
「気ィ抜いちゃダメですぜ土方さん!」

車内に二人の笑い声が響き渡る中、何も知らないザキさんは頭に疑問符を浮かべていた。

「てめェらァァ!! 斬られてェのかァァァ!!!」

狭い中土方さんは刀を抜いて後ろの席の私たちに突っかかろうとする。
ザキさんが必死に止めてくれるから大丈夫だけど。

こうなったのも自分のせいですよホント。

「一人で画面占領しやがって」
「副長だからって何調子乗ってんでさァ」
「乗ってねェよ! 逆恨みじゃねーか!」

「ザキさーん、帰りましょ! ほら早く運転して」
「あ、うん」





( でもよかったデスネーカメラに撮られてなくて )