二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【銀魂】真選組女中ですけど。【ギャグ99%】  ( No.29 )
日時: 2011/08/16 12:15
名前: いちか(ひめねずみ) ◆iK/S6sZnHA (ID: H4NN94uP)



「うん、ゴリラのことは忘れよう。あ、でもバナナ買っとかなきゃ」


20)人を心配する暇があるなら自分のこと心配しろ。


-16:00

「よかったァ、バナナ残り一本だった…」

バナナの入った袋を右手に持ちながら屯所に向かっていると。

「……なんじゃありゃ」


…酔っ払い?
うわーかなり酔ってる……

「昼間っから酒飲んじゃいけねェかよ、そういう法律いつできたんだよッ!」

ちょ、何あれ意味わかんないよのオッサン。
よし、ここは真選組として……
私は酔っ払いに向かって歩き出す。

「あの、すみませんそこのちょんハゲさん」
「だァれがちょんハゲだコノヤロー!」
「ちょんまげハゲ、略してちょんハゲです。つか落ち着いてください」
「うるっせェよ!」
「酔ってんじゃないですか、迷惑じゃないですか」
「酔ってねーよ!」

いやいや酔ってるからね。めっちゃふらついてるからね。

「んだよオメーガキがァ! 人生の先輩に口出しすんじゃねーバカヤロー!!」
「…」

はい?

「るっせェじじー! 何が先輩だよ酔っ払いのくせに調子乗ってんじゃねェよコノヤロー!」
「あァん!? なんだとォ!?」

私と酔っ払いが取っ組み合いを始めようとしたその時。
真選組のパトカーが来たのだ。

「そこの酔っ払いと甚平女、無駄な抵抗は止めて投降しなさい」

…沖田さん。
え、てか私も!?

「私は違うでしょ!! 仲間だろう! friend!」
「んだとォ!? 誰が酔っ払いでィ! こんなもん飲んだうちに入んねーよォ! 小僧ォ…」

ぐわっ、酔っ払いがっ。
そそくさと酔っ払いの隣から隊士の横へと移動する。

「土方さん、斬り殺していいすか」
「まァ待て、カメラがあんだから」
「そうですよ、全て処刑で解決すると思ったら大間違いですよ。私みたいにまず口で聞かせなきゃ…」
「あんたのは逆ギレだろィ」
「……最初らへんはちゃんとしてましたー」

どうこう話していると。
酔っ払いが口を両手で押さえてふらつき、下を向いて…リバースした。
そのリバースしたものが土方さんのズボンの裾についたみたいで。

「テメェ…」

土方さんは目を赤く光らして刀に手をかけた。
ウワッ何この人自分で言った傍から!

「おい皆土方さんを押さえろォォォ!!」

一人の隊士の掛け声で、
土方さんの近くにいた隊士は土方さんを押さえる。
沖田さんは首絞めてませんか? 絞めてますよね?
何その笑顔。


「…あ、鈴」
「はい?」

土方さんの首を絞めながら、沖田さんは私の足元を顎でしゃくる。

「……」
「ゲロロ……」
「……」

ぴちゃり、と酔っ払いのゲロが私の靴にかかった。

「…おいちょんハゲ」
「おぶ……」

ガシッと力が抜けた酔っ払いの胸倉を掴む。

「どうしてくれやがんだ、靴にオメーのゲロついたよ、ん? どーしてくれんだマジでこのくそハゲェェェェ!!」
「み、皆、鈴ちゃんまで暴れだしたぞ、止めろーッ!!」

そう言って他の隊士が私の腕やらを掴んで押さえてくる。


「はなせェ! そのちょんまげ引きちぎってハゲにしたらァァァァ!!」