二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re:  真選組女中です。 【銀魂】 ( No.3 )
日時: 2011/08/26 16:40
名前: いちか ◆iK/S6sZnHA (ID: H4NN94uP)

「でーもーそれぇって、僕の愛なのォ〜」
「うるせェ」
「はい」


03)2000円札って珍しいらしいよ。


「〜さん、鈴さん!」
「はうあっ!?」

誰かの声&揺すりによって、私は目を覚ます。
誰だよこんな朝っぱらからコノヤロー

「低血圧なんだよー…」
「いいんですか、もう6時だよ!」
「え!? 6時!? 逆に早ッ!!」

あれ、ビックリして逆に起きちゃったよ。
此処は…

そうか、真選組だ。
夢なんかじゃないんだ…。


ふと隣を見ると、知らない男。


「ぎゃっす! どこ触ってんだ変態!」
「ちょ、変な誤解招がないでくれない!? 手は畳の上なんだけど!」
「…んん〜?」


この地味なオーラを発する地味顔…どこかで…


「ジミー山崎くんじゃないか!」
「初対面でそれ?」
「うん。ていうか何で山崎さんがここに?」
「いや、だから起こしにきたの。副長に呼ばれてるんでしょ? 怒ってたよ」


……あ。

いっけない、忘れてたッ。てへッ☆


「可愛くないよ」
「地味以下の粕にしてやろうかザキ」


めそめそする山崎さんは放っておいて。
ホントにヤバいなぁ〜土方さん鬼だもんなァ〜。
とにかく着替えて髪整えてって…


「着替えがないっちゅーねん」




 - - -



「土方さん、大変お待たせしました鈴でs「おせェェェェェェェェェんだよ!!!!」


襖がガラリと開き、土方さんのハイパー硬いげんこつが振ってきた。

ぎゃっふああ!
随分ご乱心なご様子で副長様…!


「そんなに怒らなくてもいいじゃないですかー…いって」
「お前は今日から女中だろうが! 本来4時起きで隊士分の朝飯を作るってのによォ」
「4時起きィィ!?」


おいおい私昨日まで普通の学生やってたんですぜ?
そんな子に4時起きだなんて鬼畜ですか。


「ていうか私女中とかあんま分からんのですよ」
「そういうのは上の女中に聞け。いいか、昼はちゃんと仕事しろよ」
「はーい」
「で、お前を呼び出したわけなんだが…」


ほらよ、と土方さんの手には茶色い封筒。
こ、ここここここの中には、まさか…


「そんだけあれば足りるだろう。それで服や生活に必要な……」


大量の諭吉さんがこんにちわ!
ええええこれ全部使い果たしてしまっていいんですか!?
いやいいわけないですよね! なんか裏ありそう!
あはぁぁぁでもこんなあったら逆に何買おうか……


「聞いてんのかァァァァァァァ!!!」
「むぎゃあああ!」

え? 何? 今どこ殴られた!?
何かもうよく分からんけど痛い! どっかが痛い!


「すみませんって〜、ついつい…」
「それで服や生活に必要なもん買ってこい! 寄り道すんじゃねぇぞ、さっさと行け!」


そう言ってポイッと副長室から投げ出された。
それが女の子に対する扱いかコノヤロー土方め。








( あ、そういえば昨日の夜一人クビになったらしいよ。
  んーと、何だっけ。入浴…じゃなくて入国管理局の人。何があったかは知らないけど、きっと私より馬鹿なんだろう)