二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【銀魂】真選組女中ですけど。【ギャグ99%】 ( No.304 )
日時: 2011/09/30 23:56
名前: いちか ◆iK/S6sZnHA (ID: kVKlosoT)



「おい鈴ー。マヨネーズ持ってこい」
「さっき持っていったじゃないですかアァァ! しかもあれ業務用で普通よりでかかったのに!!」


77)流行に惑わされるな。


あれから私は光の速さで食堂の厨房へと駆け込んだ。
そこにはやはりベテランオーラ出しまくりの佐藤さんの姿があって。
あと0.3秒遅かったらおたまで殴ってたらしい。怖い。


今日も変わらぬ食堂。
真選組全員が集まり、ご飯を頬張る。
自分が作った料理を美味しそうに食べてくれるのは、うん。凄く嬉しい。
おかわり!なんて言われたらホイホイご飯ついじゃうし。
お茶汲みだって楽しいと思える。
まぁマヨネーズおかわりは気が引けるけど。

「…っておい。全部丸聞こえなんだけど。何でマヨだけ気が引けるんだよ」
「堂々と声に出しましたからね。いやだって普通マヨネーズおかわりなんてしないもん、うん」

そう言って私は2本目のマヨネーズを土方さんの目の前に置いた。
この人のマヨラーぶりにはもう呆れますよホント。
なんか逆に尊敬しちゃいそうになっちゃうわ、勘弁だぜコノヤロー。


「それより近藤さんはどうした。見当たらねーが」
「私が知るわけないじゃないですか。ジャングルにでも帰ったんじゃないですか」

もう一回やり直してくるといいよ、色々と。
あんなゴリラとかワニとかヘビとかいそうな所にいたら、猫なんてこれ以上ないくらいに可愛くみえるよ。

他の隊士さんに呼ばれ、一歩踏み出したその時。


「鈴ちゃん。魚と牛乳もらえる? この子にあげるんだけど」

後ろから声がした。

「魚…はもう丸焼きになって皆さんの胃の中やお皿の上ですねー…」

そう言いながら、声のした後ろを振り返った。

「牛乳なら今持ってきま、」

そこにいたのは、近藤さんだった。
そして、何故か。


「すゥゥゥウゥウウ!!?」

腕の中に鈴虎がいた。


「そうか残念だなァ。うん、とりあえず牛乳だけお願いするよ」
「…え? いや、えっと……え??」

私はただ目を丸くして近藤さんを凝視した。
私の視線に気付いた近藤さんは、あぁ、と笑う。

「鈴虎…だったっけ? 鈴ちゃんの部屋から鳴き声がしたから、見てみれば鈴虎だったんだ」
「何勝手に人の部屋開けてんだよ。てか、何で? 猫ダメだったんじゃ…」
「うん? いやー、先ほどお妙さんに会いに行ってきたんだが、お妙さんが猫と戯れていてな。
 てっきり俺ァパンツ盗まれた所為で猫嫌いだと思い込んでいたようだ。そうすれば自然と俺も猫が好きになってきて…」
「意味わかんねーんだよゴリラアァァァ!!」
「ぶべらァァ!!」

近藤さんにアッパーをお見舞いし、腕から宙に浮いた鈴虎をキャッチする。


なんだよ、結局元は好きなのか嫌いなのかどっちだったんだよコノヤロー。
…ま、とにかく。

「鈴虎は真選組の一員になれるんですよねッ!」



 ***

 翌日。


( あのー、すみません何か色々…。頭、大丈夫ですか? )
( それは素直にケガのことを心配してくれてんだよね? )
( まぁ3割は。7割は天然パーマの方を心配してますが )
( なんだよそれェ! 心配してストレートなるんだったら四六時中心配するわァァ!! )