二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【銀魂】真選組女中ですけど。【ギャグ99%】 ( No.335 )
日時: 2011/10/18 21:40
名前: いちか ◆iK/S6sZnHA (ID: rjNBQ1VC)



「霞さん送迎会ィィ!!」
「霞さん、一緒に飲みませんかァ〜!」


宣言しまーす。
もう私こいつらの洗濯やご飯作ったりしません。


85)時代は移り変わってゆくもの


「腹立ちMAX」

そう呟いた私は、一人部屋の隅っこで体育座りをしていた。

何故か今晩は、急遽「霞さん送迎会」になった模様で。
なに? イジメ? 社内イジメってやつ?
私が新しく入ったとき、こんなどんちゃん騒ぎやらなかったよね?
これは完全差別ですよね神様。

何だよ何だよ、ド畜生。
美人な女中が来た途端、頑張って汗臭い洗濯物にも耐えた私は存在する意味無いですか。
霞さんがいるから、もう鈴ちゃんは休んでていいよ!永久に!ってか。

「松尾ばしょんぼり」

隊士らがあんなにも薄情な野郎だっただなんて。鈴ちゃん人間不信になっちゃう。
深い溜め息を吐いた、その時。


「何不細工な顔してんでィ、元々不細工だけど」

頭上から沖田さんの声がした。

「ホントに不細工なのはあいつ等の心ですよ、沖田さん」
「あらら、仮にも自分が不細工だってことを認めちゃってるたァ重症だねィ」

皆さんが思っているより重症なんですよ私は。
見捨てられる悲しみがお前には分かるか!? 分からないだろう!

「聞きやしたぜ。あの女中、鈴の姉なんだってな」
「はい。皆の注目は私から姉に移っちゃいましたよ」
「てめェは注目なんざ浴びてなかっただろィ」
「あれ」

浴びてなかったっけな。
ある意味浴びてた覚えはあるんだけど。


「ま、今はそんな隅でしょげくれてねーで騒ぎなせェ」
「騒げません」
「じゃ、鬼嫁でも飲んどくか」
「飲めません。未成年ですし、ってかアンタも未成年ですよね」

すると、鬼嫁を片手にした沖田さんは怪しげに笑った。


「俺の酒が飲めねーってのかィ?」







( 飲ませていただきます )
( そうこなくっちゃ。ほら、飲みなせェ )