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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【銀魂】真選組女中ですけど。【ギャグ99%】 ( No.346 )
- 日時: 2011/10/24 20:50
- 名前: いちか ◆iK/S6sZnHA (ID: rjNBQ1VC)
「近藤さん。
糖分摂取禁止令を出しましょう」
89)プリンのカラメルって苦い
『今日から1ヶ月間、チョコやケーキなどの甘いものを食べることを禁止する、糖分摂取禁止令を行うとのことです——…』
「はぁぁあああぁぁぁああぁぁぁ!!?」
江戸の街に響いた、一人の男の叫び声。
その男——坂田銀時は、読みかけのジャンプを放り投げ、テレビにがっついていた。
「どうしたんですか銀さん、そんな大声出して。近所迷惑でしょう」
「うるせーメガネ! 一体どういうことだコノヤロォォ!!」
まるで八つ当たりのように、俺は新八の胸倉を掴み思い切り前後に揺すった。
「ちょ、やめッ…だからどうしたんですって!」
「糖分とっちゃいけねーたァどういうことだって聞いてんだよォ!」
あーイライラしてきた!
さっき糖分摂ったけど禁止令って聞いただけでまたイライラしてきた!
「新八ィ、一回殴らせろや」
「何でですか! …銀さんの言うそれって、糖分摂取禁止令のことですか?」
うん、確かにそんな感じのムカつく法令だった気がする。
荒くなった息を整えていると、酢昆布を口に咥えた神楽が間に入ってきた。
「そんなに怒ることないネ銀ちゃん。たかが1ヶ月、我慢するネ」
「その1ヶ月がなげーんだって! なに? 1ヵ月もパフェ食わなかったら死ぬよ? 銀さん死んじゃう!」
「死なないヨ、せいぜい骨と筋肉が残るだけアル」
「筋肉が残るって何ィ!? つーかそれ死んでるから!」
あームカつく! 美味そうに酢昆布しゃぶりやがって…!
誰だこんなふざけたこと考え出したの!
俺はチッと舌打ちをすると、玄関に向かって歩き出した。
「どこ行くんですか?」
「今の内に糖分買い占めておくんだよ。大江戸マートも、コンビニも、甘味処も、全部回ってやる」
ひらりと、着物の裾を翻した。
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