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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【銀魂】真選組女中ですけど。【ギャグ99%】 ( No.355 )
- 日時: 2011/10/28 20:39
- 名前: いちか ◆iK/S6sZnHA (ID: rjNBQ1VC)
「ない、ない…ないィィィィ!!」
何でだよ、何で糖分が一つたりともねーんだよォォ!!
くそ、まだ行ってないと言ったら…大江戸マートか…。
90)買い物は一人の方が捗ったりする。
「あら、マヨネーズ×50本? そのメモ、夕飯の食材が書いてあるんじゃなかったの?」
お姉ちゃんが、私の右手にある一枚のメモを覗き込む。
はい、ただいま姉妹仲良く大江戸マートで買い物なう。
てか、そうか、我が姉は知らないのか。
「うん、夕飯の食材なんだけどね。ふくちょーさんがマヨラーでね」
「副長って、土方さんのこと? へぇ…意外だわ」
だよね、だよね。
あんなイケてるメンズがマヨラーだなんて意外にも程があるよね。
てゆーかマヨ50本って…はぁ。
何度町行く人々に白い目で見られたことか。
まーもう慣れたけどね! 鈴強いから!
メモに書いてある食材を、探して見つけてはポイポイとカゴに入れていると。
「…ん?」
一人の男が、その場にへたり込んで何やら嘆いていた。
その男がへたり込んでいるところは、“元”お菓子コーナーだった場所。
今は缶コーヒーなどが並べられている。
…つーかあの男、なんか見たことあるよーな…。
くるくるの天然パーマ。
片方だけ脱いだ着物。
そんな人が、元お菓子コーナーで嘆いていた。
うん、私こいつ知ってるわ。
でも関わらないでおこう。周りのお客さんとか、白い目で見てるし。
「お姉ちゃん、いこ…」
「あの…どうなさったんですか?」
ぬえぇぇぇぇぇえ!!
声かけちゃったよ姉さん!!
姉に声をかけられた天パ——銀さんはピクリと反応して、顔をあげた。
「糖分…糖分をくださいィ……」
弱々しくそう呟いて。
そして、
バタリと倒れた。
( ……ちょっと、鈴! この人倒れちゃったわよ!)
( いや、私にどうしろと…? )
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