二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【銀魂】真選組女中ですけど。【ギャグ99%】 ( No.369 )
日時: 2011/11/06 13:15
名前: いちか ◆iK/S6sZnHA (ID: rjNBQ1VC)



「…鈴、その人と知り合いなの?」

頭に疑問符を浮かべて、ポカンとするお姉ちゃん。
しまった、存在を忘れてた。


95)チョコ食べたら鼻血出るってホント?


「うん、まぁ。ついでだから紹介するね、さか」
「坂田銀時です。あ、頼まれたら何でもやっちゃう万事屋やってるんでよろしく」

私の言葉を遮って、天パは懐から取り出した名刺を姉に手渡す。
すると、姉は名刺を見る目を見開かせた。

「さかた…ぎんとき…?」

ぽつりと、銀さんの名前を呟く姉。
それから少しの間、部屋には沈黙が流れた。
今度は私たちの頭に疑問符が浮かぶ。

姉はゆっくりとその口を開き、言葉を発した。


「……もしかして、攘夷戦争…でしたっけ。それに参加していましたか?」

「「!!」」


——攘夷戦争。
この前、ザキさんに聞いた。


『——20年くらい前、江戸に天人が襲来してきたんだ。
 それから十数年にも及ぶ戦いが、国を守ろうとする地球人と、天人の間で勃発。
 それが攘夷戦争。
 けれど幕府は天人側に付いて、攘夷志士や侍を弾圧…。』

『…へぇ。難しいことはよく分かりませんが、きっと——…』



何で、攘夷戦争をお姉ちゃんが知っているのだろう。
何で、坂田銀時と知った瞬間そのことを銀さんに問うのだろう。


「…何で、お前がそれを…」

銀さんも私と同じようなことを思ったらしい。
柄にもなく銀さんは緊迫した表情。

「…詳しいことはまだ教えられないわ、ごめんなさい」

そう言って俯くお姉ちゃんは、なんだか私の知っているお姉ちゃんとは違う気がした。
……って、何思ってんの自分。お姉ちゃんはお姉ちゃんじゃんか。


「そう、貴方が銀時さんだったのね。……そうそう、こちらも自己紹介しなくちゃ。楠木霞、この子の姉です」

そう言ってニコリと微笑む姉。
…ほら、やっぱりいつものお姉ちゃんだ。





( …とりあえず、禁止令の方はもう決めちゃったことなんで。たかが一ヶ月じゃないですか、我慢して下さい )
( その一ヶ月が長いって言ってんだろどいつもこいつも! 俺ァ定期的に糖分とんなきゃいけねーんだよ! )
( はぁ…とんだわがままボーイですね。
  じゃあ私の部屋にドッキリマンチョコ箱詰めなってるんで一箱くらいいいですよ、持ってっても )
( なにそれ、何でお前の部屋チョコあんの!? )
( 糖分禁止令が始まる前に買っといたんです。ほら、いるんなら付いてきて下さい )